目次
免許を取る理由は人それぞれですが、免許を取れば自分の車を手に入れてドライブやお出かけを楽しみたい方が多いのではないでしょうか。そこで、カーリースを検討してみましょう。
この記事では、カーリースのメリットや詳しいサービス内容について紹介します。また、免許を取ったばかりでもリース契約ができるのか、審査ではどのような点に注意が必要か、についても紹介します。
カーリースは免許取り立ての方におすすめの選択肢
カーリースは、リース会社から車をリースしてもらうサービスです。メンテナンス費用を含めた料金面をはじめとしたサービス内容のメリットから、免許を取って間もない人におすすめです。
その理由は、新車を購入してローン残高を払い続けるよりも月々の費用を抑えられるためです。特に、新社会人や学生など、費用をなるべく抑えたい人にとっては利用しやすいサービスでしょう。
カーリースの詳しいサービス内容を知っていれば、車をお得に楽しめるでしょう。
カーリースのメリット
カーリースのメリットはいくつかありますが、これからサービスの利用を検討している方の中には、自分の希望をかなえられるか心配に思っている人も少なくないでしょう。
ここからは、カーリースサービスのメリットについて詳しく紹介します。
1つ目のメリットは月額料金を支払うだけで車を持てることです。月々の支払いが一定になるため、支出の管理が容易になります。
カーリースの料金体系は車両価格から契約時に設定した残価を差し引いて、諸費用や金利を足した総額を契約期間の月数で割ります。具体的な式は次の通りになるため、よりイメージしやすいでしょう。
また、月々の支払額が明確になるだけでなく、月額1万円程度から車に乗れるため費用を抑えられます。
2つ目のメリットはメンテナンス料金や保険料が月額料金に含まれる点です。
定期的な法定車検やメンテナンス、毎年の自動車税、任意保険の支払いなど、車にまつわる費用はタイミングごとにまとまった金額が必要になります。そのため、ローン返済以外にもまとまった支払いが発生すると生活が苦しくなるタイミングもあるでしょう。
それぞれの経費が月額料金に含まれていれば、諸経費を別途貯蓄しておく必要がありません。
新生活が始まれば、生活が安定するまで貯蓄は難しいでしょう。また、学生のうちは遊びに使うお金も必要なため、貯蓄に回すお金は少なくなります。
まとまったお金が無くなる不安がなければ、車を持つハードルは下がるでしょう。
3つ目のメリットは必要な期間だけ車を保有できる点です。
リース契約は、契約時に利用期間を自分で設定できます。設定できる利用期間は会社ごとによりますが、3年や5年を設定するケースが多いようです。
必要な期間を見越して契約できれば、異動によって所持が難しい場合や、卒業に合わせて車を手放したい場合の処分に困らないでしょう。
また、年月が経てば車の趣味も変わります。その時どきで乗りたい車に乗り換えやすいカーリースはおすすめです。
4つ目のメリットは初期費用を抑えられる点です。
車を購入する場合、新車であっても中古車であっても数十万円から百万円以上の費用がかかります。お金をあまり持っていない学生や新卒であれば初期費用がかなりの負担になるでしょう。
また、カーローンを契約して初期費用を含めてお金を借りる方法もあります。しかし、収入面の不安が残る学生や新卒ではローン審査に通るかわかりません。
カーリースも事前審査はあるものの、一般的にはローン審査よりも審査に通りやすいといわれています。
初期費用を抑えることで車に乗るハードルが下がるのであれば、カーリースの利用を検討していきましょう。
カーリースのデメリット
リース契約には様々なメリットがあります。しかし、メリットと同じようにデメリットについても知っておきましょう。
契約後に後悔しないようにするため、ここからはカーリースのデメリットについて紹介します。
1つ目のデメリットはカスタマイズが原則できない点です。
お気に入りの車を手に入れれば、自分の好みのパーツや内装にするためにカスタマイズしたくなる方が少なくありません。しかし、リース契約によって手に入れた車は借り物です。所有権はリース会社にあるため、カスタマイズはできないと覚えておきましょう。
もし、契約期間中にカスタマイズしてしまうと、契約終了時に原状回復を求められたり、違約金の支払いを求められたりするかもしれません。
費用を抑えて車に乗れる点がメリットのサービスであるため、余計な費用を発生させないためにも注意しておきましょう。
2つ目のデメリットは中途解約ができない点です。
何かしらの理由によって契約期間中に解約をしたい場合があるかもしれません。しかし、リース料金は契約期間によって算出されているため、中途解約は厳禁です。
とはいえ、どうしても契約を解除したい場合には、事前にリース会社へ相談しましょう。違約金として必要な費用を一括支払いしなければなりませんが、解約できるケースもあるようです。
3つ目のデメリットは走行距離に制限がある点です。
リース料金の費用設定の際に決めておく予定残価は走行距離も算定根拠に含まれています。一般的に車の価値は走行距離に比例し、走行距離がかさめば評価額が下がる傾向にあるためです。
リース車の価値を守るために走行距離は制限されています。
もし決められた走行距離を超えて車に乗ってしまった場合は、その超過した距離分の費用を追加で請求されるため、注意しましょう。
4つ目のデメリットは事前審査がある点です。
カーリースでもローン審査と同じように事前審査が設けられています。なぜならば、月々のリース料金を問題なく支払える能力があるかを確認するためです。
そのため、学生や新卒のような収入がまだ少ない、不安定な方にとっては審査に通らないかもしれない不安もあるでしょう。とはいえ、収入の安定している方を連帯保証人として用意するなど対応策はあるため、契約前に担当者に相談してみましょう。
しかし、収入の安定した方、例えばご両親や親戚の方などを連帯保証人にたてられれば審査を通過できます。
審査通過を不安に思われる方が少なくありませんが、解決策はあるため担当者に一度相談してみましょう。
カーリースとレンタカーの違い
車を入手する方法として、カーリース以外にレンタカーも選択肢に含まれます。それぞれの方法に共通しているものとして「車を借りている」ことが挙げられますが、何が違うのでしょうか。
ここからは、カーリースとレンタカーの違いについて紹介します。
各サービスの1つ目の違いは、希望した車種に乗れるかどうかです。
カーリースは希望した車種に乗れますが、レンタカーは乗れません。これは、それぞれのサービスにおける車を用意する方法に違いがあるためです。
カーリースは契約者が希望する車種を用意してからリース契約を結びます。一方で、レンタカーは利用者の希望を考慮していません。今ある車の中から探す必要があります。
そのため、乗りたい車が明確に決まっている場合はカーリースの利用がおすすめです。
2つ目は、ナンバーの違いです。
レンタカーは一般的に「わ」や「れ」ナンバーが適用されます。そのため、ナンバープレートの仕組みを知っている人にはレンタカーに乗っていることが知られてしまうでしょう。
カーリースであれば一般車と同じようなナンバープレートが割り振られます。そのため、リース車であることがわかりにくかったり、仕事にも使いやすかったりとメリットがあります。
また、マイカーと同じように希望するナンバープレートを指定できるため、ナンバープレート選びも楽しめるでしょう。
免許取り立てでカーリースを契約する注意点
免許を取りたてであれば車の運転にも慣れていないため、リース契約ができるか不安に感じている方も少なくないでしょう。
結論からいうと不安に感じる必要はありません。契約時に注意しておけば良いポイントがいくつかあるため、ここからは契約時の注意点について紹介します。
契約時にはリースプランを選択しなければなりません。そのため契約を検討しているリース会社が学生向けや新卒者向けのプランを用意していないか確認しましょう。
リース会社によっては学生や新卒向けに長身的なプランを用意しています。
初めて車を入手する場合、どのタイミングでどのようなメンテナンスが必要かわからないことが多いでしょう。そこで「安心パックプラン」のようなメンテンナンスにまつわるオプションが含まれているプランがあれば安心して利用できます。
リース会社選びの際に初心者用のプランが用意されているか、といった観点から比較検討してみても良いかもしれません。
契約プランの支払い内容に無理がないか、といったポイントも意識しましょう。
リース契約を結ぶ際に重要なポイントとして、リース料金を滞りなく支払えるか、が挙げられます。リース会社も慈善事業ではないため滞りなく支払えることを契約条件に定めています。
そのため、受け取れる給料やバイト代などで無理なく支払えるかをシミュレーションしましょう。
特に、第三者からの客観的な視点は重要です。家族やリース会社に相談しながら検討することをおすすめします。
車に乗っていれば何が起こるかわかりません。事故の被害者になることもあれば、加害者になることもあるかもしれません。
そのため、必ず任意保険に加入しましょう。
リース料金にプラスして費用が発生しますが、保証内容がしっかりしていれば転ばぬ先の杖として安心できます。
また、リース会社によっては任意保険がプランに含まれていることもあります。契約方法に不安を覚える方がいれば、そのようなプランを検討してみても良いでしょう。
免許の取りたてであれば初心者マークをつけましょう。リース車であっても同様です。
初心者マークは免許を取得してから1年未満のドライバーに課された義務であり、道路交通法第71条の5第1項で定められています。乗用車やレンタカー以外の他人の車であっても貼り付けなければなりません。
貼り付ける位置は車体の前方と後方のそれぞれに、地上から0.4m以上1.2m以下の見えやすい場所と定められています。
免許取得後1年を過ぎれば貼り付ける必要はなくなるため、それまでの間は義務を守りましょう。
そのため、加入方法に不安を覚える方は任意保険込みのリースプランを契約しましょう。
中途解約せずにリースをフル活用するポイント
リースプランのデメリットの一つに中途解約ができないことが挙げられます。もしも中途解約してしまうと違約金が発生するため避けたい事象です。
ここからは、中途解約をせずにリースをフル活用するポイントについて紹介します。
中途解約の理由はいくつかありますが、その中の一つとしてライフスタイルの変化が挙げられるでしょう。ライフスタイルの変化によって必要とする車が変わってしまうためです。
例えば、独身時代は趣味の車として乗員数を考慮しない車に乗っていたとします。結婚や子どもができれば乗員数の多いミニバンなどが欲しくなるでしょう。しかし、契約途中であれば乗り換えはできません。
また、転勤などで急に車が不要になるケースも少なくないでしょう。
将来に何が起こるかはわかりませんが、ある程度のライフプランをたてた上での車種決めをおすすめします。
料金の支払いが滞って途中解約に至らないよう、支払いに無理がない金額設定を心がけましょう。
高級車やグレードの高い車は車両価格も高額です。車両価格が高ければ金額に比例してリース総額も高額になり、同じ月数であれば安価な車よりも月額料金が高くなるでしょう。
月額料金を抑えられる点がメリットのカーリースであっても、選ぶ車によってはメリットを享受できません。
車を欲しい気持ちが先行してしまうと、お得なプランを見逃すことがあります。そのため、契約手続きを進める際には周囲の意見も取り入れましょう。
勢いで契約してしまい、あとになって後悔することを避けるためです。
いくら費用を抑えられたとしても、長い期間を通じてサービスを利用するのであれば無理のない契約内容を結ぶに越したことはありません。冷静に判断するためにも、保護者やリース会社の担当者からアドバイスを受けましょう。
カーリースのよくある失敗例
お得かつメリットの多いカーリースですが、失敗例もいくつかあります。ただし、これから紹介する失敗例は事前に対策できるものばかりです。
ここからは、カーリースによくある失敗例とその解決策について紹介します。
1つ目の失敗例は、軽自動車を長期で契約していたものの、子どもが生まれて乗り換えが必要になったケースです。
新卒でリース契約を結ぶ場合、契約期間を長く設定し、月々の支払い額を抑えることが多々あります。しかし、新卒ですぐに結婚し、順調に子どもが生まれた場合、軽自動車からコンパクトカーやミニバンに乗り換えたくなるでしょう。
そこで、将来は未定なことも多くありますが、ある程度理想とするライフプランを事前に検討しておきましょう。
何歳くらいで結婚して、何歳くらいで子どもができて、と目安を決めておけば適切な契約期間を設定できます。
免許を取得したばかりで運転に不慣れなため全損事故を起こしてしまったケースもあります。初心者ですが車体の大きい車をリース契約した場合に起こりやすい事象です。
大きい車はかっこいいですが、運転に慣れるまでは小回りの利くコンパクトサイズの車が良いでしょう。そのため、契約期間を短く設定して練習期間を設けることをおすすめします。
もしくは、家族の車を借りて運転の練習を積んだ状態で好きな車を契約しましょう。
転職して収入が減ってしまい、支払いが滞ってしまうケースもあるようです。無理して支払いを続けても生活が苦しくなるためおすすめできません。
将来で不測の事態は起こり得るものです。そのため、最初の契約段階で多少給与が減ったとしても乗り続けられるような金額設定をおすすめします。
給与が減る前であれば支払いに余裕もあるため、浮いたお金は貯蓄に回せるでしょう。
そのため、お気に入りの車をカスタマイズしたい場合や契約満了後も乗り続けたい人は、買取できるプランを設定しているリース会社を選びましょう。
まとめ
カーリースに関してのエキスパート集団です。カーリースに関する様々な疑問にお答えしていきます。