デポジット型クレジットカードは、保証金を預け入れることで信用情報に不安がある方でも利用しやすいことが特徴です。

魅力の多いカードですが、いくつかの注意点もあるため、申し込みをする前に確認しておくことで後悔を防げます。

この記事では、デポジット型クレジットカードの仕組みや魅力、どのような人に向いているのかなどを解説します。また、注意点についても詳しく紹介しているため、クレジットカードが作れず代わりの選択肢をお探しの方は参考にしてください。

デポジット型クレジットカードの保証金について徹底解説

デポジット型クレジットカードの保証金について徹底解説
デポジットには、「保証金」「一時預かり金」という意味があります。そのため、デポジット型クレジットカードを利用をするには決まった額の保証金を預け入れる必要があります。

この記事を最後まで読むことで、デポジット型クレジットカードの保証金の仕組みや注意点、向いている人の特徴などを理解できます。カードの利用をお考えの方は、最後まで目を通してみてください。

デポジットとは?

デポジットは、日本ではまだあまり知られていませんが、海外では飲食店の予約時やレンタカーの利用時などでも導入されているメジャーな仕組みです。

ここからは、デポジット型クレジットカードの「デポジット」について、必要になるシーンや支払い方法、返還方法などを詳しく解説します。

デポジットが必要になるシーン

デポジットが必要になるシーン
デポジットが求められるシーンには、飲食店の予約時や交通系ICカードの発行時が当てはまります。

例えば、飲食店でメニューを決めて予約を行っていた場合、お店側は予約日時に合わせて席の確保と注文されたメニューの手配を行います。もし、当日になってキャンセルとなった場合、飲食店側は損失が生まれてしまうことからデポジットのシステムを導入しているのです。

日本ではまだ導入している業者は少ないですが、海外ではデポジットはメジャーであり、ホテルの利用時やレンタカー利用時にも必要になります。

デポジットは、サービスを提供している側にとって保険の役割があります。

デポジットの支払い方法と返還方法

デポジットの支払い方法には、現金払いとクレジット払いの2種類の方法があります。

現金払いは、サービス料金とは別に保証金を支払い、保証金を入れた証明書が発行されます。サービス利用後に証明書を渡すことで、保証金が返される仕組みです。

クレジット払いの場合は、クレジットカードの情報を控える方法と実際に保証金額を引き落とされる方法があります。返還時には、情報を控えていただけの場合はそのまま終了し、保証金が引き落とされていた場合はクレジットカードに戻されます。

デポジット型クレジットカードの基本的な仕組み

デポジット型クレジットカードは、信用情報に傷があったり、非正規雇用で働いていたりと、クレジットカードの審査になかなか通らない方を対象にしています。

柔軟な審査が行える要因は、保証金を預けて未払いのリスクを軽減していることです。

ここからは、デポジット型クレジットカードの基本的な仕組みについて解説します。

通常のカードと異なる「保証金」の存在

通常のカードと異なる「保証金」の存在
デポジット型クレジットカードは、先に保証金を預けてから、保証金額を利用可能枠としてカードが使える仕組みです。一般的なクレジットカードは保証金が要らず、後払いの仕組みであることが大きな違いです。

5万円の保証金であればカードの利用可能枠は5万円、20万円の保証金であれば20万円の利用枠が設けられます。保証金の下限と上限はカード会社や種類によって異なり、自分が希望する額で利用できるカードを選ぶことが快適にカードを使い続けるポイントです。

なお、未払いがなければ保証金はカードを解約したら返還されます。カード利用料金や年会費を支払っていない場合は、保証金から差し引かれるため気をつけましょう。

デポジット型クレジットカードのターゲット層

デポジット型クレジットカードのターゲット層
デポジット型クレジットカードのターゲットは、クレジットカードの審査に通りにくい人や良好なクレヒスを積みたい人です。

クレジットカードは審査が厳しく、信用情報に傷があったり返済能力が足りないと判断されたりした場合には利用ができません。

近年ではキャッシュレス化が進んでいることから、カードを持っていないとなると不便に感じてしまうケースもあるでしょう。

デポジット型クレジットカードであれば、保証金入れていることからリスク管理ができ、クレジットカードが持てない方でも審査に通る可能性があります。また、金融商品で利用履歴は信用情報に記録されるため、クレヒスを積みたい方にもおすすめです。

デポジット型クレジットカードと通常のクレジットカードの違いは何ですか?
両者の大きな違いは、保証金の有無です。基本的な利用方法は変わらず、普段の買い物だけでなくネットショッピングやサブスクの契約もクレジットカードと同じように行えます。
しかし、注意しておきたいのはデポジット型クレジットカードにはキャッシング機能や分割払いなどのサービスがないことです。支払い方法は一括払いのみであることに気をつけましょう。

デポジット型クレジットカードの魅力

デポジット型クレジットカードの魅力
デポジット型クレジットカードは、審査が柔軟で信用情報に傷があっても通過できる可能性があることや、返済実績を信用情報に残せることがメリットです。

また、カードの種類によってはETCカード・家族カードなどの発行もでき、一般的なクレジットカードと同じように使用できます。

ここからは、デポジット型クレジットカードの具体的な魅力について紹介します。

審査が柔軟で信用情報に不安があっても通りやすい

クレジットカードは後払いの仕組みであることから、申し込み時の審査も厳しく行われます。しかし、デポジット型クレジットカードの場合は、保証金を先に預かっていることからリスク管理がしやすく、審査も柔軟です。

クレジットカードの場合は、自己破産や任意整理の履歴があると、収入が高くても「お金にルーズな人」と判断されてしまい審査通過が困難です。

信用情報がクリアになるまでには、5~7年の年数がかかり「履歴が消えるまで待つ」という選択肢は現実的ではないでしょう。そのため、クレジットカードの作成が難しい方にとって、デポジット型クレジットカードは魅力的な選択肢です。

返済実績を信用情報に残せる

返済実績を信用情報に残せる
デポジット型クレジットカードも金融商品であることから、利用履歴は信用情報に登録されます。返済実績を残すことで、今後のローン審査や借入れ審査時のプラス材料として活かすことが可能です。

金融トラブルによる信用情報の傷は、時間が経過しない限り消えることはありません。しかし、今後信用情報を開示されたときに実績が有るのと無いのでは、ギリギリのラインで審査されている場合、結果に違いが出てくるでしょう。

これはデポジット型クレジットカードでも滞納した場合、より悪い情報が記録されてしまうことでもあるため、引き落とし日には遅れのないよう注意が必要です。

ETCカードの発行も可能

クレジットカードの追加機能として発行されるETCカードは、デポジット型クレジットカードでもカード会社やランクの種類によって発行が可能です。

家族カードやETCカードなど、クレジットカードでも多くの方が利用しているサービスをデポジット型クレジットカードでも利用できるのは大きな魅力でしょう。

サービス内容はカードによって異なり、内容が充実しているほど年会費が高額になる傾向があります。ETCカードを希望する場合は、付帯サービスもよく調べてカードを選ぶことが重要です。

利用前に知っておくべき注意点

利用前に知っておくべき注意点
デポジット型クレジットカードは、利用限度額を高くするには同額の保証金を用意しないといけないことから、高額な買い物には向いていません。

また、分割払いやリボ払いなどの支払い方法には対応しておらず、基本的には一括払いのみとなっていることにも注意が必要です。

ここからは、利用前に知っておくべき注意点について紹介します。

高額な買い物には不向き

「保証金=利用限度額」であることから、3万円~10万円程度で利用される方は多く、高額な買い物や頻繁な利用には向いていません。

利用枠が回復するには、クレジットカートと同じようにひと月分の利用額を翌月になって支払い完了する必要があります。

そのため、仮に利用限度額が3万円で引き落とし日が毎月25日だとすると、ひと月に2万円利用した場合、翌月の25日が来て引き落としが行われるまでは、翌月の利用可能枠は1万円分しかありません。

このことを踏まえたうえで、保証金を設定することが快適にカード利用を続けるためのポイントです。

分割払いやキャッシング機能はない

分割払いやキャッシング機能はない
一般的なクレジットカードよりも機能面では制限が厳しく、キャッシング機能や分割払い・リボ払いなどの支払いサービスには基本的に対応していません。

クレジットカードの種類によっては、使い過ぎた月は後から分割払いに変更できる機能などもありますが、デポジット型クレジットカードの場合はこの選択肢がないため、使い過ぎにはくれぐれも注意が必要です。

クレジットカードでもキャッシングやリボ払いは手数料が発生してしまうため、日頃から利用している方は少ないでしょう。しかし、これらの機能が「あることが普通」といった認識だと後悔するおそれがあります。

デポジット型クレジットカードの支払い方法は、一括払いのみと覚えておきましょう。

年会費が発生しコストがかかる

保証金はカードを解約したら返還されますが、年会費や事務手数料などはカード利用に対するサービス利用料であるため、戻ってくることはありません。

年会費はカード維持費に直結する問題でもあり、身の丈に合ったカードを選ぶことが重要です。

付帯サービスが充実して、保証金額の上限が高いほどカードのランクも上がり、年会費が高額になる傾向があります。自分が希望するサービスや保証金額であるなら問題ありませんが、不要だと感じる内容なら高い年会費を払う必要はないでしょう。

クレジットカードのように、年会費が完全無料のタイプはなかなかありませんが、納得のできるものを選ぶことがポイントです。

デポジット型クレジットカードの審査に落ちる人はいますか?
デポジット型クレジットカードは、一般的なクレジットカードに比べると審査に通りやすいというだけで、すべての人が審査に通るわけではありません。
信用情報についている傷が多過ぎたり、債務整理が行われてからまだ日が浅かったりする場合には、審査通過は難しいでしょう。
審査基準はカード会社によって異なるため、審査の柔軟性を謳っている会社を選ぶことがおすすめです。

デポジット型クレジットカードは法人にも対応している

法人用のクレジットカードは審査が厳しく、起業して間もない営業実績のない会社や赤字決算の会社はなかなか審査通過ができません。

しかし、デポジット型クレジットカードであれば保証金を預けていることから、このような会社であってもカードを発行できる可能性があります。

ここからは、デポジット型クレジットカードの法人利用について紹介します。

営業実績がない起業したての会社

法人カードの発行時の審査には、売上や利益、経営期間の長さなども対象になります。そのため、起業して間もない会社は営業実績がないと判断されて、一般的なクレジットカードの作成は困難です。

しかし、デポジット型クレジットカードの場合は、保証金を預けることで法人カードとして発行ができます。個人で利用するカードに比べて設定できる保証金額も上限が高い傾向があり、経費管理をしたい場合にもおすすめです。

個人で利用するカード同様に、ポイント還元率や付帯サービスなど選ぶカードによって内容が異なるため、カード選びの際は重視する内容を踏まえてよく調べておきましょう。

赤字決算の会社

法人カードの作成時、申し込み条件として黒字決算であることを挙げているカード会社もあります。

このようなことから、赤字決算の場合は一般的なクレジットカードだと審査の通過は厳しく、新たなカードが作れなかったり、利用限度額をグッと下げられてしまったりする可能性があるため注意が必要です。

しかし、なかには節税のために赤字決算を行っている会社もあるでしょう。経営状況が悪く赤字決算なのか、節税目的で赤字決算なのかによっても審査の合否が異なります。

デポジット型クレジットカードなら、赤字決算でもカードを作りやすく、ハードルが低いことがポイントです。

税金を未納している会社

税金が未払いや滞納している状態だと、クレジットカードの作成はできません。これは「返済能力の無い会社」と判断されてしまうことが原因です。

返済能力のない会社にクレジットカードのサービスを提供してしまうと、未払いによってカード会社は損失が発生してしまうことから、厳しい審査が行われています。

デポジット型クレジットカードの場合は、もし未払いが生じても先に預かっていた保証金から代金を引き落とせるため、損失となるリスクが軽減されます。このような理由から、デポジット型クレジットカードは税金が未払いの状態である会社にも対応しているのです。

預けた保証金はどうなりますか?
預けた保証金は、未払金がない限り全額返還されます。
カードの利用料金や年会費・事務手数料などを支払っていない状態だと、保証金から必要額を差し引かれて残高のみが返還される仕組みです。
普段利用している際には、保証金から料金を引かれることはありません。解約手続きを行ってからスムーズに返還してもらうには、未払いがないようにすることが重要です。

デポジット型クレジットカードが向いている人の特徴

デポジット型クレジットカードが向いている人の特徴
審査が柔軟で良好なクレヒスを積めることがポイントのデポジット型クレジットカードは、クレジットカードを初めて申し込む方や信用情報に不安がある方に適しています。

また、フリーランスやアルバイトなど、審査時に「収入が安定していない」と判断されてしまいがちな方にもおすすめです。

ここからは、デポジット型クレジットカードが向いている人の特徴を紹介します。

クレジットカードを初めて申し込む

勤務年数が浅かったり、年収が低かったりすると、一般的なクレジットカードでは審査に通れない場合や利用に制限がかかる可能性があります。

このような方は、デポジット型クレジットカードを使用することで、クレジットカードを利用でき、返済実績を信用情報機関に積み重ねられるメリットもあります。

クレジットカードを使い始めた頃は、現金が減っているわけではないため、つい使い過ぎてしまうこともあるでしょう。利用限度額をあらかじめ予算程度に設定できる点は、使い過ぎを防止することにも役立ちます。

返済能力が低いと判断されてしまう方にも、デポジット型クレジットカードがおすすめです。

信用情報に傷がある

信用情報に傷がある
任意整理や自己破産などの債務整理を行った履歴があったり、支払いの滞納を複数回行っていたりする場合には、いくら収入が安定していても審査に通らない可能性があります。

クレジットカードは後払いの仕組みであることから審査基準が厳しく、金融トラブルの履歴があると「お金にルーズな人」と見なされてしまいます。

デポジット型クレジットカードの場合は、保証金を入れていることで未払いのリスクを軽減できていることから、カード会社も柔軟な審査が可能です。そのため、信用情報に傷があり、クレジットカードが作れない方にとって魅力的な選択肢でしょう。

フリーランスやアルバイトなど収入が不安定

フリーランスやアルバイトなど非正規雇用で働いている方は、正社員で長く勤めている方と比べて収入が安定していないとみなされてしまいます。

仮に自営で毎月多く稼いでいても、ローンや借入れなどの審査を受けるときには不利になってしまうため、注意が必要です。

デポジット型クレジットカードの審査は、返済能力を重視して行われることから、このような方々でも審査に通る可能性があります。

また、個人事業主として働いており、プライベート用のカードと仕事用のカードを分けて作りたい方にもおすすめです。経費管理を目的にしている場合は、保証金額を細かく設定できるカードを選びましょう。

デポジット型クレジットカードが向いていない人の特徴

信用情報がクリアだったり、収入が安定していたりと、一般的なクレジットカードの審査に問題なく通過できる状態なら、わざわざデポジット型クレジットカードを選ぶ必要はありません。

デポジット型クレジットカードは、保証金システムを設けることでクレジットカードが持てない方でもカード払いができるようにサービスを提供しています。

一般的なクレジットカードの方が、ポイント還元率が高く、条件によっては年会費が無料で利用できる種類も多いでしょう。クレジットカードとデポジット型クレジットカードを比べたとき、よりお得に利用できるのはクレジットカードです。

クレジットカードが選択肢にある方には、デポジット型クレジットカードはおすすめしません。

まとめ

①デポジットとは、保証金・一時預かり金の意味があり、デポジット型クレジットカードは保証金と同額の利用可能枠で使えるクレジットカードである
②飲食店の予約時やレンタカーの利用時などにもデポジットのシステムが導入されている
③保証金があることで、信用情報に金融トラブルの傷がある方や収入が不安定な方でも利用できる
④利用可能枠を増やすには保証金を多く入れる必要があり、高額な買い物には向いていない
⑤クレジットカードが問題なく発行される方には、デポジット型クレジットカードは向いていない

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グーネット定額乗りマガジン編集部
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