目次
カーリースを利用したいと思っている方もいるでしょう。
カーリースは通常「年単位」の長期契約になるので、短期間だけ車が必要という方は利用できないと思われがちです。しかし、一部カーリース会社では「月単位」の短期リース契約を提供しているところも見られます。
どのようなカーリースサービスがあるかについて、ここでは詳しく見ていきます。
また、他の短期間の車の利用方法についてもまとめました。自分にとってどれがベストか、比較してみてください。
カーリースは月単位で契約できる?
そもそも、カーリースは月単位で契約できるものなのかについて見ていきましょう。
基本的にカーリースは年単位の長期契約がベースです。しかし、一部カーリース会社の中には月単位で契約できる短期コースを用意しています。
どのようなサービスがあるかについて、ここでまとめました。
カーリースは基本的に1年以上の契約
カーリースは長期契約が前提のサービスです。少なくても1年間、長期になると11年くらいのコースも用意されています。
一般的には3年もしくは5年の契約期間に設定されているものが多いです。
カーリースの契約期間は、車検の時期に合わせて設定される傾向が見られます。新車の乗用車の場合、最初の車検は3年後です。2回目以降は2年に1回のペースで車検が実施されます。
そのため、3年・5年・7年・11年といったプランが多くなっています。
カーリース会社によって契約期間は異なるため、車が必要な期間でどこと契約すべきか検討しましょう。
ワンコインカーリースについて
カーリースは年単位の長期契約のものが多いです。一方で、リース会社の中には1年未満でもリース契約できるプランを用意しているところがあります。
このようなカーリース契約を短期リースといいます。その中でも多いのが「ワンコインカーリースサービス」です。
ワンコインカーリースは文字通り、1カ月の料金を日割りで計算すると1日500円前後でカーリースが利用できるサービスのことです。最短1カ月から契約ができ、1カ月単位で契約期間を決められます。
ワンコインリースの場合、中古車のリースが中心です。大手でサービス展開しているところもあって、全国にフランチャイズを持っている業者も見られます。
このような大手であれば、どこの在住でも近くでお店を見つけられるでしょう。
中古車リースもおすすめ
カーリースというと、新車をリースするサービスだと思っている方も多いでしょう。しかし一部カーリース会社では、中古車のリースを行っているところも少なくありません。
中古車カーリースの場合、1カ月や3カ月程度のリース契約に対応している場合が多いです。しかも、新車と比較してスピーディに納車されるので、今すぐ車が必要という方にもおすすめです。
リース料金は車の価値をベースに決められます。一般的に新車と比較した場合、中古車の方が安いので、リース料も抑えられるのが魅力です。
中古車リースの場合、リース会社が所有している車両の中から自分の好きなものを選ぶことができます。選択肢が限られてしまう場合もあるので、車にこだわりのある方は取り揃えが豊富なリース会社から探してみると良いでしょう。
カーリースを月単位で契約するメリット
カーリース会社によって月単位の短期契約に対応しているところがあるということが分かったと思います。
それでは、次に短期リースを利用するメリットについて詳しく見ていきましょう。
短期リース契約のメリットとして大きいのは、コストを安く抑えられる点です。必要な時だけ借りる形になるので、必要ない期間の費用の支払いを回避でき無駄遣いがなくなります。
また短期リースの場合、中古車の利用がメインです。リース料金は車の価格がベースになるので、新車と比較してそもそも料金を安くできます。
短期リースであれば、日割りで計算すると1日あたりワンコイン程度で車を借りられるサービスもあるほどです。期間限定で車を借りる他の方法と比較しても、コストを抑えられます。
車を一定期間利用したいけれども、とにかく費用を安く抑えたいと思っている方にはおすすめです。
短期カーリースのメリットとして無視できないのは、費用の安さにあります。しかし、他の車の利用と比較して、本当に安いのか疑問に思う方もいるかもしれません。
そこで、ここからは他の主要な車に乗る方法と比較してみましょう。他の方法と比較して、短期リースの方がメリットの大きいことがわかるはずです。
知人や友人に車を持っている人がいれば、必要な時だけ借りて運転する方法が考えられます。
知り合いから車を借りる場合、レンタル料を請求されない可能性もあります。たとえレンタル料が発生したとしても、業者から借りるのと比較したら安上がりになるはずです。
しかし、この方法だと必要な時に確実に車を借りられる保証はありません。車を持っていても、貸してくれないことも考えられます。
また普段貸してくれるけれども、車が必要な時に持ち主も運転しなければならないケースも出てくるでしょう。
さらに、もし車を運転している時に事故を起こしたら、賠償責任も発生します。場合によっては深刻なトラブルに発展しかねないので、しっかり借りる際には取り決めを作っておかないといけません。
短期間車が必要な時にレンタカーを利用するのも選択肢の一つです。しかし、短期リースと比較するとレンタカーはよりコストがかかると思った方がいいでしょう。
レンタカーの料金は、車種やどこを利用するかによって変わってきますが、1日あたり10,000円前後が相場です。
一方、短期リースの場合は1カ月の料金を日割りで計算すると、1日ワンコインで借りられるようなサービスもあります。
レンタカー会社の中には、マンスリーコースを用意しているところも見られます。しかし、この場合も月々100,000円前後かかるのが相場です。
短期リース契約の場合、車種にもよりますが月々20,000~30,000円程度で利用できる車両もあります。コスト面で見るとやはりリースの方がおすすめです。
最近注目されている車関連のサービスとして、カーシェアリングがあります。カーシェアリングは車両1台を複数のユーザーで共有するサービスのことです。
短時間だけ車を利用したい、毎日運転するわけではない方の間で注目されています。駐車場が必要ない、深夜や早朝含め24時間いつでも利用できるのがメリットです。
カーシェアリングにかかる費用は業者によって異なりますが、24時間利用して少なくても6,000円程度かかると思ってください。また、利用時間が長くなるとレンタカーと同じくらい費用がかかるかもしれません。
そう考えると、やはり短期リース契約の方がコストがかからないといえます。
短期カーリースの場合、やはり他の方法と比較して料金は安く済みます。どの車を運転するかによっても変わってきますが、1日500円程度で利用できるコースもあるほどです。
費用面で考えると、短期カーリースがおすすめといえます。
また短期リースの場合、中古車の利用がメインです。新車ではないので、カーリース会社の保有している車を運転する形になります。
そのため、すぐに納車され運転できるのも魅力です。知人に借りる時のように車を借りたくても借りられないといった事態も起こりにくいです。
短期の車利用の際には、短期リース契約がおすすめです。
レンタカーやカーシェアリングの場合、車を借りる形で運転します。一方カーリースの場合、自家用車を運転するのと同じ扱いであるのもメリットです。
両者の違いが現れるのは「車のナンバー」です。
レンタカーやカーシェアリングの場合「わ」や「れ」ナンバーになります。ナンバーを見れば人によっては、その車が借りものであるとバレてしまいます。
カーリースの場合、ナンバーは自家用車と全く一緒です。
そして、カーシェアを利用した場合、使い終わったら指定された場所まで返しに行かないといけません。しかしリースの場合、自分の駐車場で車を保管できるため、返却する面倒を省略できます。
また、使いたい時にいつでも利用できるのもメリットの一つです。
車を利用するにあたって、オーソドックスな手法としてマイカー購入があります。しかしマイカー購入する際には、初期費用がいろいろとかかります。
マイカーローンを組んで車を購入する方が、ほとんどかもしれません。その場合でも頭金として、ある程度まとまった金額が必要です。
短期リースの場合、月々の料金を支払えば、車を自由に乗り回せます。初期費用ゼロで車を運転できるということです。
車を運転したいけれども、初期費用を用意できるだけの資金面の余裕がないというのであれば、短期リースの利用を検討しましょう。車を手軽に利用したい方にとっては、おすすめのサービスです。
カーリース契約を月単位でする注意点
短期リースで月単位の契約をすると、いろいろなメリットが期待できます。一方で注意すべきポイントもいくつかありますので、こちらで詳しく見ていきましょう。
短期リースは月額料金が安いと紹介しましたが、これは中古車利用が前提です。また、車を利用するためには「車庫証明」を取るなどの事前準備が必要になります。
短期リース契約は中古車利用が前提です。中古車であれば月額料金を安くできるでしょう。
しかし、もし新車にこだわるというのであれば話は変わってきます。中古車と比較して、新車の価格はどうしても高くなるからです。
中古車の場合、カーリース会社の保有している車両の中から自分の好きなものを選びます。その際、お気に入りの車を見つけられないことがあります。
もし車にこだわりがあるという方は、新車のカーリース会社を選びましょう。その上で月額料金を安くしたければ、長期でカーリース契約を結びましょう。
カーリースを利用するにあたって注意しなければならないのは、契約期間中に解約したり変更したりできない点です。カーリース契約を結んだら、契約満了になるまでその車両を利用しなければなりません。
解約ができないというのは厳密には異なり、解約できたとしても違約金が発生します。短期カーリースについても、解約や途中の車両変更できない点は同様です。
解約して違約金を負担するとなると、せっかくの月額料金の安さが台無しになってしまいます。
車両が変更できない点にも注意しましょう。短期カーリースを利用するのであれば、どの車種に乗るか、期間をどうするかを慎重に検討してください。
短期カーリースの場合、その場ですぐに車の運転ができるわけではありません。まずはリース会社に申し込んで、審査を通過する必要があります。
そして、「車庫証明」を取得していないのであれば、その手続きを済ませなければなりません。さらに任意保険への加入手続きも必要になってくるでしょう。
全ての必要な手続きを完了するまでには、だいたい1カ月~1カ月半くらいかかります。
この期間を逆算して、早めにカーリース契約をすることをおすすめします。でないと車が必要な時に車を運転できないといった事態になりかねません。
今日から、来週から車が必要!という要望には応えられないと思ってください。
カーリースの月契約がおすすめな人
短期カーリースを利用するにあたって、メリットとデメリットの両面があります。では、具体的に短期リース契約がおすすめの方は、どのような方でしょうか?
ここでは、短期リースした方がいいタイプについて、いくつかピックアップしてみました。自分が以下で紹介する項目に当てはまるかどうか、確認してみてください。
短期リースなので、短期間だけ車が必要な方にはおすすめのサービスです。通常カーリースは年単位の契約になるので、1年未満の期間限定で車が必要な人方は利用を検討しましょう。
例えば、数カ月出張することになって、滞在先で車を運転する必要がある場合などです。また、新車を注文しているけれども人気で納車が数カ月先のため、その間の代車を探している方にもおすすめといえます。
その他にも、短期間だけ単身赴任することになった場合にも利用を検討する価値があります。自宅でマイカーを保有しているとなると、2台持ちは経済的な負担も大きいです。
ただし、1年以上車を利用する場合には、かえって割高になってしまうかもしれません。その場合には長期リース契約を交わした方が、最終的にはお得でしょう。
短期リースの場合、利用できる車は基本中古車と考えましょう。新車でなくてもいいといった、車両に関するこだわりのあまりない方にもおすすめのサービスです。
中古車とはいっても、きちんと車のメンテナンスは行われています。必要な点検・整備だけでなく、外観や内装の清掃なども行われているのできれいな状態で納車されるはずです。
ただし、中古車で年式が古いので、装備や機能の部分では新車と比較すると若干劣るかもしれません。装備にこだわりたいと思っているのであれば、新車のリースを検討した方がいいかもしれません。
ただ、新車で短期リースにすると、逆に割高になってしまう可能性もあります。そのため、長期契約を選択することも視野に入れましょう。
カーリースを利用するにあたって、何が大事かは個人によって異なるでしょう。その中でも、とにかくリース費用を安く抑えることが優先順位のトップであれば、短期リースの利用を検討してみる価値はあります。
短期間車を運転するサービスとして、リースの他にもレンタカーやカーシェアリングなどのサービスも選択肢として出てきます。
しかし、レンタカーやカーシェアリングサービスの場合、数時間から長くても1日利用がメインです。もし1カ月以上コンスタントに車を運転する場合、かなり割高になってしまいます。1カ月で100,000円近くかかってしまう可能性もあります。
短期リースの場合、日割りで計算すると1日あたりワンコインで利用できるサービスも見られます。月額数万円で車を乗れるので、利用を検討してみてください。
短期間だけ車を利用する場合、最近注目されているサービスとしてカーシェアリングがあります。
ただし、カーシェアリングの場合は車を使ったら最後は専用駐車場に返さないといけません。専用駐車場が近くにあれば、車庫証明を取得しなくて済みます。手間がかからない分、短期リースよりも使い勝手がいいことも多いです。
しかし、カーシェアリングは後発のサービスなので、まだ日本全国にくまなく整備されているものではありません。近くにカーシェアリングの専用駐車場がなければ、借りたり返却したりするのがかなり面倒です。
短期リースの場合、自宅の駐車場などで保管できます。いちいち遠くまで車を取りに行く必要もありません。
都市部はカーシェアリングサービスの専用駐車場も増えてきています。しかし地方はまだそこまで整備されていないので、近くになければ短期リースの利用を検討しましょう。
まとめ
カーリースに関してのエキスパート集団です。カーリースに関する様々な疑問にお答えしていきます。