カーリースは毎月定額のリース代で好きな車が使えるので人気が高まっていますが、高齢者でも契約できるのか知りたい方もいるかもしれません。

リース契約を結ぶ前に、リース代の支払能力の有無を判断する審査が行われます。年齢や収入、職業などが基準となりますが、高齢者でも条件となる年齢をクリアしていれば利用できる可能性はあります。

では、他にどのような審査基準があるのか見ていきましょう。

また、高齢者がカーリースを利用する上での注意点や賢い活用法なども紹介するので、参考にしてください。

カーリースは年齢制限があるが高齢者でも利用できる

カーリースは年齢制限があるが高齢者でも利用できる
カーリースでは契約の年齢制限を設けているリース会社も多いですが、高齢者でも利用できます。

20歳以上75歳以下や、契約満了時75歳以下と限定しているリース会社がほとんどです。年齢に上限を設けているのは、高齢になると身体機能や脳の機能が低下するため、交通事故のリスクが高まることが理由として考えられます。

概ね75歳という年齢が利用の際のボーダーラインと言えるでしょう。

審査基準をクリアすれば契約可能

リース契約を結ぶ前に、リース会社は信販会社を通じ審査を行う場合がほとんどです。

リース会社は利用者の希望通りの車を購入し、リース代を支払ってもらうことで車を貸し出しています。そのため、利用者が途中でリース代を支払えなくなってしまうと困るため、支払能力の有無を判断するために審査を行います。

審査には色々な基準があり、年齢制限もその一つです。また年収は大体200万円以上、安定した収入を定期的に得ることができるかを判断するために職業や勤続年数なども考慮されます。

会社員や公務員で収入があればよいですが、アルバイトなどの非正規雇用の場合、審査に通らない場合もあるでしょう。また、勤続年数は3年以上が審査通過の目安となっています。

他にも、過去に債務を減額したり、支払方法を調整する債務整理を行っていたりしないか、多額の借り入れがあり、返済が遅延もしくは滞納したりしていないかといった信用情報も重要な審査基準となります。

年金受給者や無職の方でも条件付きで利用できる

年金受給者や無職の方でも条件付きで利用できる
カーリースを利用したい高齢者の中には、年齢制限はクリアしていても、収入が不安定かつ年収が少ないという場合もあります。

例えば、会社を定年退職して、今は嘱託や契約社員として働く、パートに出るといったケースです。

年金生活をしていると、年収が少ないためカーリースを利用できないのでは?と思う方もいるでしょう。

確かに年収がかなり少ないと、審査が通らない可能性もあります。しかし、契約者本人は年収が少なくても、連帯保証人をつけることで審査を通過することは可能です。

ただし、連帯保証人は誰でもよいというわけではなく、安定した収入を定期的に得ている方という条件がつけられているので注意が必要です。

また、審査ではリース代と年収の収支のバランスも見られます。もし年収が少なければ車のグレードを下げるなどして、かかるリース代を安く抑えれば審査に通る可能性は出てきます。

カーリースが高齢者向けな理由

カーリースというと若い世代が利用するイメージが強いかもしれません。しかし、実は高齢者にとっても利用のメリットが大きいと言われています。

例えば、リース代は税金などの維持費込みで、毎月定額を支払えばよいので家計管理しやすいです。

短期間でのリース契約も可能なので、もし先々運転が辛くなって免許返納となっても途中解約しなくても済みます。

他にもメンテナンスが含まれるプランがあるなど、カーリースの魅力は多いです。

リース代は定額払いで維持費込みなので家計管理しやすい

リース代は定額払いで維持費込みなので家計管理しやすい
会社を退職し、老後はアルバイトをしながら年金で暮らすという高齢者も多いでしょう。

会社員の時とは違い、雇用形態によってはボーナスといったまとまった収入も得にくくなります。

年齢的にも働けなくなった場合を想定し、計画的にお金を使わないと老後を暮らしていけないかもしれません。

車を使いつつ年金生活を維持するには、毎月の出費が予め決まっているカーリースが適しています。定額出費ならば生活設計を立てやすいと言えるでしょう。

さらに、メンテナンス費用が含まれるメンテナンスリースならややリース代は高くつきますが、基本的にリース代を支払えばまとまった出費もありません。

安心して老後の年金生活でも車が持てます。

頭金不要なので初期費用がかからない

車を購入した場合、カーローンを組んだとしても頭金が必要となります。

頭金でまとまった費用を出すのは、あまり貯えのない方にとっては痛い出費です。貯金を切り崩しての支払いは老後生活を不安にさせます。

しかし、カーリースなら頭金は必要ありません。ボーナス払いなどもなく定額リース代を支払っていけばよいだけなので、貯金もあまり減らさずに車が維持できるという方も多いです。

短期でも可能なプランがある

短期でも可能なプランがある
カーリースというと、長期契約が主流だとされています。5年、7年、9年という契約しかできないと言われていますが、短期間での契約を可能とするとリース会社もあります。

高齢者の場合、身体や脳の衰えを感じ、いつまで車を運転できるか分からないのが正直なところです。この状態で車を所有することに不安を感じる方も少なくないでしょう。

リース会社の中には、1年単位で契約期間を設定できるところや、3年という比較的短期での契約が可能な場合もあります。高齢者にとって、利用の辞め時を見据えやすいと言えます。

メンテナンスが楽にできるプランもある

タイヤ交換など車のメンテナンスや部品交換は、身体的にもつらく、なかなか自分ではできないという高齢者の方も多いでしょう。

また、車検などの車の点検、管理も自分で手配するのは面倒だと感じるかもしれません。

しかし、カーリースでメンテナンスつきのプランを選べば、楽にメンテナンスができます。

点検などが近づいたら連絡が来るので、指定工場に予約を入れて当日車を入庫させるだけです。

また、自宅近くの整備工場にメンテナンスを頼んでも、利用明細を送れば料金が振り込まれるといったプランもあるので便利です。

車の乗り変えや所有も可能

高齢になると運動機能や判断力が低下し、車の運転に不安を覚える方も少なくありません。

自動ブレーキなど安全機能がついた車も販売されています。途中で安全機能つきの車に乗り換えたいと思っても、カーリースでは原則として契約途中で別の車の乗り換えることはできません。

しかし、一定期間経過すれば他の車種への乗り換えが無料でできるプランもあります。

また、同じ車を再リースできる、残価を支払えばそのまま買い取れるなど契約終了時にいくつかの選択肢があります。乗りなれた車をそのまま買い取ることができるというのも魅力の一つです。

新車を選んで乗れる

新車を選んで乗れる
新車が欲しいと思っても、車両本体価格も高くつきます。

退職して年金生活に入ったのに、今更ローンを組むのも支払いを完済できるか分からず、ためらいがあるという高齢者もいるでしょう。

カーリースではリース会社が本人に代わって、ディーラーから自分が気に入った新車を購入してくれます。毎月定額のリース代を支払えば、老後でも新車に乗れてしまうのです。

カーリースは利息がない分ローンを組むよりも月々に必要な車費は抑えられます。

車のグレードをさほど上げなければ、高齢者でも十分リーズナブルな価格で気に入った新車に乗れます。

サポートが受けられるので安心

カーリースを利用していく中で、車に関する知識が浅くて疑問に思うことや、カーリースのサービス自体をよく理解できないという方もいるかもしれません。

また交通事故を起こした場合や、途中乗り換えしたくなった場合なども利用中に相談したくなるシーンもあるはずです。

そんな時、リース会社では相談窓口を設けているので気軽に相談、質問ができます。

リース車を使っていて疑問点があっても分からないままにしないで、気軽に聞くことができるので安心感があります。

リース車の納車に関しても、販売店などに取りにいかなくても自宅まで納車してくれるリース会社もあるので便利です。

安全に配慮したサービスもある

安全に配慮したサービスもある
高齢者が車を運転する際に、加齢のため「判断が遅れる」「反射神経が鈍る」などが原因で、交通事故が起こる場合もあります。

そういった交通事故のリスクを軽減させるために、安全に配慮したサービスを提供しているリース会社もあります。

例えば、運転状況をリアルタイムで記録してくれる専用装置をリース車に設置できる会社があります。高齢者が運転中にどのタイミングで急発進し、急ブレーキをかけたかなども検知してくれます。

また、速度超過があれが記録に残るので、危険な運転をしているかどうかを客観的に見ることが可能です。車の現在地なども把握できるので、家族にとっても安心でしょう。

他にも自動ブレーキ装置などが搭載されているリース車も選べます。

高齢者がカーリースを利用する上での注意点

カーリースを利用する上で注意しておきたい点があるので、知っておきましょう。

リース契約は原則「途中解約」はできません。

やむを得ずに解約する場合は解約金の支払義務が生じます。

解約金は残りのリース期間のリース代などが含まれ、場合によっては一括での支払いを求められることもあるので気を付けたいところです。

また、契約終了時に車を返却する場合、車に「傷」「凹み」「汚れ」などがあれば修理費を請求されます。

このように思いがけない出費をしなければならない状況があるので、高齢者は特に注意が必要です。

事故などで途中解約するなら解約金が必要

事故などで途中解約するなら解約金が必要
カーリースのリース代は、総額を契約月数で割って1ヶ月分の金額が計算されています。そのため、途中で辞めたくなっても原則解約は認められません。

しかし、交通事故などで車が全損した場合は、強制解約になります。

またやむを得ない事情で解約したいとなった場合、リース会社に承諾を得れば解約できる場合もあります。

ただし、解約する場合、残りの契約年数のリース代や残価などを支払わなければなりません。

また、交通事故や故障で車の修理が必要となることもあるでしょう。その場合、修理費はリース会社からは出ないので、自己負担となってしまいます。

契約終了時には原状回復費などの請求されることも

リース契約終了時に車を返却する時、車に傷や凹みがある、車内がタバコやペットなどの臭いや汚れが染みついてしまったという場合もあるでしょう。

リース車は中古車として販売されることを前提としているので、そのままでは売り物にはなりません。そのため、傷を修理し、車内をクリーニングするので費用がかかります。

原状回復費用としてリース契約者に請求されるので覚えておいてください。

残価と契約終了時の査定額との差額の支払いが必要な場合も

残価と契約終了時の査定額との差額の支払いが必要な場合も
カーリースには契約方法が2つあります。

オープンエンド方式

カーリースは、契約時に契約終了時のリース車の予想価格(残価)を設定します。その残価を利用者に公開するのがオープンエンド方式です。

そして、残価と契約終了時の査定額に差額が生じたら、支払いの必要が出てきます。逆に、残価よりも査定額が高ければ差額を受け取ることも可能です。

クローズドエンド方式

残価を設定しても利用者に公開しないのがクローズドエンド方式になります。残価と査定額に差額が生じても支払いの義務もなく、受け取ることもできないとされています。

オープンエンド方式は契約終了時に差額の支払いが発生する可能性があるので、注意が必要です。

高齢者でも安心してカーリースを利用するポイント

高齢者にとってカーリースは契約期間を決めて、定額で車を借りて乗ることができる便利なサービスだと言えます。しかも、カーリースは活用の仕方によって高齢者にメリットとなる点がいくつかあります。

高齢者でも安心してカーリースを利用できるようにポイントを押さえておきましょう。

カーリースで利用する契約方式や契約期間の決め方、車の選び方などが特に重要です。契約期間は年齢を考慮して決める、メンテナンスプランなら車の管理が楽になるとされています。

どのような点に注意すればよいか見ていきます。

車の選び方に気を付けてリース代をできる限り安く抑える

車の選び方に気を付けてリース代をできる限り安く抑える
車両本体価格が高い高級車に乗ってみたいという憧れを持つ方もいるかもしれません。少し車のグレードを上げると高級感が増します。

しかし、グレードが高い車や車種はどうしてもリース代が高くなってしまいます。

カーリースを利用するには審査が必要であり、特に高齢者で収入が少ない年金生活者の場合、収入とリース代のバランスがとれていないと審査に通らないかもしれません。

審査に通らなければそもそも契約もできないので、車の選び方にも注意が必要です。

自身の収支に見合ったリース代となるように、車種やグレードを決める際には注意しましょう。

クローズドエンド方式での契約がおすすめ

カーリースの契約方式のうち、残価の精算義務がリース契約者にはない「クローズドエンド方式」での契約がおすすめです。

クローズドエンド方式は、契約終了時の査定額が残価を下回っても、差額を支払う必要はありません。契約終了時の追加金の精算リスクが軽減されるので、安心してカーリースを使うことができます。

年齢に見合った契約期間を設定する

カーリースは長期契約のほうが月々のリース代が抑えられて家計管理も楽になるとされています。実際に契約プランも5年や7年などの長期のタイプが主流です。

しかし、高齢者の場合はいつまで車を運転できるか正直分からないという方も多いかもしれません。

特に70代になると徐々に身体機能が衰え、判断力などの若い時よりは鈍ってくるので交通事故のリスクが高まり、そろそろ免許返納を考える方もいます。

長期のプランを選ぶと、車が乗れなくなったらと途中で考える場合もあります。そうなると、途中解約による解約金を支払わなければならないため、経済的な負担も増えるでしょう。

高齢者の場合は、年齢に見合ったやや短期の契約がおすすめです。

メンテナンスプランなら車の管理が楽

メンテナンスプランなら車の管理が楽
リースプランは、車検や点検、オイル交換などの消耗品の交換といった料金が含まれる「メンテナンスリース」と、メンテナンス費用が含まれない「ファイナンスリース」に分けられます。

車のメンテナンスを手配しようとすると大変だ、と感じる方も多いでしょう。タイヤ交換などセルフでできるメンテナンスも、結構な重労働になる上に車検先を探すのも面倒だと考える方も多いかもしれません。

メンテナンスリースの方がやや料金は高いですが、車検などの連絡が来たら指定された工場に車を持っていくだけでよいので、簡単です。

高齢者の場合はメンテナンスプランを選ぶと車の管理が効率的にできるので、おすすめです。

事故に備えて安全装置付きの車がおすすめ

年齢と共に身体機能などが低下するので、高齢者の交通事故の発生リスクも高くなります。万一の場合に備えて、安全装置がついた車を選ぶだけでも事故を回避できるかもしれません。

一定の安全装置を備えた車を、経済産業省がセイフティーサポートカー、略して「サポカー」という呼称がつけられています。

危険を察知すると自動でブレーキがかかる、またアクセルとブレーキの踏み間違いをした際に車が発進しないなどといった機能などが備わっています。

そのため、高齢の方はカーリースでもサポカーを選ぶと安心でしょう。

また事故の状況や普段の運転の状況を確認できるドライブレコーダーも念のため装着しておくといざという時に役立ちます。

まとめ

①カーリースは、概ね75歳以下ならば高齢者でも利用できる場合が多いで
②年金生活者などは収入が低いですが連帯保証人をつければ審査に通るとされている
③カーリースは維持費込みの定額払いで家計管理しやすいため、高齢者でも利用しやすいと言える
④途中解約時は解約金が必要になるなど利用の際の注意点も把握しておくべき
⑤メンテナンスプランを選ぶ、短期の契約にするなど高齢者のカーリースの上手な活用法を参考にしよう
カーリースってどんなクルマが選べるの?
グーネット定額乗りマガジン編集部
グーネット定額乗りマガジン編集部

カーリースに関してのエキスパート集団です。カーリースに関する様々な疑問にお答えしていきます。