自社ローンの利用を検討しているけれど、「どこが良いのかよく分からない…」という方も多いでしょう。自社ローンを提供している販売店はいくつもあり、満足な取り引きを行うには自分に合った自社ローン販売店を選ぶことが重要です。

この記事では、おすすめの自社ローン販売店を特徴別に紹介していきます。また、一般的なカーローンと自社ローンの違いや、自社ローンを選ぶ際に気をつけたい注意点も解説します。

自社ローンの利用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

おすすめの自社ローン販売店を押さえておこう!

おすすめの自社ローン販売店を押さえておこう!
自社ローンを利用して、満足な車の購入を実現させるには、自分に合った自社ローン販売店を選ぶことが重要です。同じ自社ローンを提供している販売店でも、それぞれに強みや特徴が異なります。

ここからは、おすすめの自社ローン販売店とそれぞれの特徴について詳しく解説していきます。

【特徴別】おすすめの自社ローン販売店

自社ローンを提供している販売店を選ぶ際には、自分が重視する条件をクリアしているかどうかが重要です。「柔軟な支払いプランを展開している」「頭金・保証人が不要である」「審査がスピーディーに行われる」など、同じ自社ローンでも特徴はそれぞれ異なります。

そのため、特徴別におすすめしたい自社ローン販売店を紹介していきます。

オトロン

オトロンは、100%自社ローンを提供しており、最大48回払いに対応している自社ローン販売店です。

オトロンは提携店舗数を600店所有しており、本州と四国、九州エリアを対象に在庫を多く構えています。自社ローンを利用して車を購入する際の「自社ローン対応店舗に限定されるため、選択肢が狭い」というデメリットをカバーしていることが強みです。

他にも、頭金は0円でも可能であったり、下取りは10万円の最低保証が付けられていたりと充実しています。契約期間中のオイル交換が無料で行えることもポイントです。

プラウド

プラウドは関東地方を中心に展開する大手の中古車販売店で、自社ローンを提供しています。独自の審査基準によって、他店でローン審査に通らなかった方でも利用しやすいことが強みです。

また、全車に1年間の保証が付いており、購入して間もなく車に異変が生じた際にもしっかりとサポートをしてくれます。

頭金や保証人なしでも利用できるので、初期費用を抑えたい方や、保証人を依頼する人がいない方におすすめです。

ローンの仮審査は来店せずに公式サイトからWEBで行えます。審査結果が出るまでは、最短で1~2日程度です。

クルマテラス

クルマテラスは、全国を対象にした自社ローン販売店です。年間1,000台以上の販売実績を誇り、豊富な経験が強みです。自己破産の経験があったり、転職をしたばかりでローンが通らなかったりする方でも気兼ねなく車を購入できます。

メールでの仮審査やLINE相談は24時間受け付けています。仕事帰りの電車の中や家事の合間のスキマ時間を使って問い合わせが可能です。

また、支払い回数は1年から10年で選べることもクルマテラスならではの強みです。支払い回数が増やせると毎月の支払額を減らし負担を軽減させられます。

ココカー

ココカーは、自社ローン専門の中古車販売店で、他社のローン審査に通らなかった方でも利用しやすいことが特徴です。

全車に保証が付いており、購入後のサポートも充実しています。オーダー制で顧客の要望に応じた車を提案しているので、「自分の好きな車に乗りたい」と考えている方にもおすすめです。

問い合わせから契約まで全てオンラインで済ませられ、全国対応で自宅の近くに店舗が無くてもわざわざ足を運ぶ必要がありません。さらに、遠方であっても自宅まで陸送納車をしに来てくれるので、なかなか店舗へ行けない忙しい方は要チェックです。

オートキャンプ

オートチャンプは、保証人不要で全国対応していることが特徴の自社ローン販売店です。

支払い回数は、新車の軽自動車だと最大84回、普通車や中古の軽自動車でも12~60回まで自由に選べて、ボーナス払いや頭金の金額など柔軟な支払い設定が可能であることが強みです。

自己破産や債務整理などの金融事故歴がある方でも利用できるので、他店で断られてしまった方も諦めてしまう前に一度問い合わせてみることをおすすめします。

オートチャンプの在庫で欲しい車が見つからない場合、オークションでの買い付けや他店の車の販売にも対応してくれます。

スリークロス

大阪府と埼玉県に店舗を構えるスリークロスは、信用回復ローンのグループ累計販売台数15,000台を超える実績をもつ自社ローン販売店です。審査通過率は97%と高い記録を持ち、信用情報に問題のある方を支援する手段を提供しています。

スリークロスは保証人・頭金は不要で、柔軟な審査を行っています。中古車だけでなく国産オールメーカーすべての新車も取り扱っており、自分の欲しい車が見つけられることが魅力です。

もし中古車を購入した場合にも、無料修理保証が一定期間付いています。保証期間内であれば何度も対応してくれるので安心して中古車を選べます。

自社ローンとその他のカーローンの違い

自社ローンとその他のカーローンの違い
車を購入するときのローンには種類があり、大きく分けると「自社ローン」「銀行ローン」「ディーラーローン」の3つがあります。それぞれにメリットとデメリットがあり、自分が重視するポイントに合ったローンを利用することが重要です。

ここからは、自社ローンとその他のカーローンの違いについて紹介します。

自社ローン

自社ローンは、信用情報機関を通さずに販売店が独自の審査基準を設けて利用の可否を判断することが特徴のローンです。

名称に「ローン」と付いていますが、金融商品ではありません。販売店が購入代金を立て替えてくれている状態で、自社ローンを利用した方は、分割払いで販売店に費用を返済していく仕組みです。

金融商品ではないことから金利は発生せず、利息で収益を取れない販売店は金利相当分の料金を上乗せしています。これが、自社ローンにおいて「金利0%」と謳っている販売店のからくりです。

他のローンに比べて審査が緩いことが利点ですが、総支払額が高くついてしまいがちなため、気をつけましょう。

銀行ローン

銀行ローンは、都市銀行や地方銀行などの金融機関が提供するローンです。

住宅ローンを利用している銀行でマイカーローンを利用すると割引が受けられる可能性もあり、よく使っている銀行があれば、事前に調べてみるのがおすすめです。

銀行ローンの金利は1~2%と、他のローンと比べても金利が安いことがメリットです。同じ借入れ金額・支払い回数でも総支払金額には大きな差額が出てくるでしょう。

一方で銀行ローンは審査がとても厳しく、また厳重に調査が行われるため審査の申込をしてから結果が得られるまで数週間の日にちを要することがデメリットです。

ディーラーローン

ディーラーローンは、ディーラーが提携するローン会社が提供するローンです。

販売店で車の購入と同時に審査の申込ができ、審査に必要な手続きはすべて販売店が代わりに行ってくれることが特徴です。

金利は4~8%と銀行ローンに比べると少し高い傾向がありますが、提携しているローン会社を利用することを条件にオプションのサービスがあったり、車両本体価格の割引があったりします。

銀行ローンに比べて審査に通りやすいことがメリットで、返済が短期間であることがデメリットです。年末やボーナス商戦の時期には販売店によって金利が安くなるキャンペーンが行われている可能性もあります。

自社ローンの審査は具体的に何をするの?
自社ローンの審査では、氏名や住所、勤務先などを確認します。また現在の支払い能力を調べるために、年収も調査されています。信頼性は審査の判断基準のひとつですが、過去の金融トラブルの有無は調べられていません。
審査の所要時間はおおよそ30分程度で、当日に審査結果が得られることから急に車が必要になった方にも適しています。スムーズに審査を進めるためには、給料明細書などを用意しておくことがおすすめです。

自社ローンの審査を通りやすくするポイント

他のローンの審査に通らず、キャッシュでの支払いも難しい場合は、自社ローンの審査にかけるしか選択肢がなくなってきます。審査を通りやすくするには、販売店に誠実な態度でアピールすることが重要です。

ここからは、自社ローンの審査を通りやすくするポイントについて紹介します。これから自社ローンの審査を控えている方は、要チェックです。

申込み前に転職しない

申込み前に転職しない
自社ローンの申し込みを考えているなら、申し込み前に離職・転職を行わないようにしましょう。

自社ローンの審査では、現在の収入の安定性がとても重要視されます。長年働いていた職場を離れたのがたまたまローンの審査前だったとしても、販売店側には良い影響は与えられません。

就職して期間が短いと「また転職するかもしれない」と疑惑をもたれる可能性もあります。支払い能力の安定性をアピールするためにも、申込前の転職は避けておくことをおすすめします。

収入に見合う金額の車を選ぶ

自社ローンは支払い回数が限られていることから、高額な車を購入してしまうとローンで分割払いを選択しても月々の負担額は大きくなります。年収とローン申込額のバランスが良くないと、査定に影響を及ぼしてしまいます。

販売店側も支払い滞納のリスクが高いものに、ローンを提供しようとはなりません。申込を進める前に、年収と毎月の支払額のシミュレーションをしっかりと行い、無理のない返済プランを立てることが重要です。

頭金を支払う

頭金を支払う
自社ローンを通りやすくするために、頭金をいくらか支払うことは有効な手段のひとつです。

本来、車の購入時に頭金を支払うのは借入れ金額を少しでも減らすことが目的ですが、自社ローンを利用する場合にはその他にも、購入の意欲を示せる効果があります。

「頭金はいくら入れないといけない」といった決まりはありませんが、一般的には車両代金の1~3割程度です。まとまった費用を用意できない場合には、数万円だけでも用意しておくことをおすすめします。

虚偽の申告をしない

信頼性を重視している自社ローンで虚偽の申告を行うことは決してしてはいけません。

審査を行うなかで、申告した内容と給料明細書などの収入証明書との情報が一致しないことで、すぐにバレてしまいます。もし故意に虚偽の申告をしたことがバレると、販売店から訴えられる可能性もあります。

嘘をついたことで信頼性は無くなり、自社ローンが通らないどころか今後のローン審査には一切通らなくなってしまうでしょう。

「この内容だと審査が受からないかもしれない」と思うような状況であっても、虚偽の申告は行ってはいけません。

保証人を立てる

保証人を立てる
自分個人の支払い能力が低いと感じる場合には、保証人を立てることで少しカバーできる可能性があります。保証人には、配偶者や親など、親族に依頼するのが一般的です。なかには、知人や友人を保証人として立てることを認めている販売店もあります。

保証人になると、契約者が支払えなくなってしまったローンを、保証人が契約者に代わって支払う必要があります。もし保証人を立てるなら、契約内容をよく説明し、理解したうえで保証人になってもらうよう気をつけましょう。

納品までどのくらい時間がかかりますか?

中古車を購入した場合は、契約から納車までおおよそ1~3週間程度です。新車を購入した場合は、受注生産であることから車種によって数ヶ月~1年以上のものまであります。

しかし、中古車は在庫として既に販売店にある状態で、書類の手続きとETCやナビなど、選択したオプションの搭載、納車前の点検が完了すれば納車ができる状態です。

納期は選択したオプションの有無や、販売店の混み具合・整備士の人手によって異なります。

自社ローンを選ぶ際に気を付けたい注意点

自社ローンを選ぶ際に気を付けたい注意点
自社ローンは販売店によって内容が異なります。そのため、自分が重視するポイントをおさえているところを選びことが重要です。

もし販売店に足を運び、説明を聞いているなかで違和感を抱くようなら、その自社ローンは避けておくのが無難でしょう。

ここからは、自社ローンや中古車を選ぶ際に気をつけたい注意点について紹介していきます。

初期費用が不明

車を購入する際には車両本体価格だけでなく、税金や保険料、また車検証の発行手続きに関する手数料なども必要です。自社ローンは車両本体価格を分割払いする方法であるため、場合によっては契約時にいくらか支払う必要があります。

基本的には中古車販売店に行くと車のフロントガラスに手数料なども含めた総額表示がされていますが、初期費用が不明な場合は後からトラブルにならないよう避けておくのが無難です。

車の相場よりも極端に高いまたは低い

中古車は過去にユーザーがいた車が大半であり、車の状態はこれまでの使用環境やメンテナンスの頻度によって大きく異なります。

不具合を抱えた車両を選んでしまわないようにするには、相場通りの金額で販売されている車を選ぶことがポイントです。

販売店のなかには、あらかじめ金利相当額を車両代金に上乗せし、金利ゼロを謳っている店舗もあります。また、相場に対して価格が安すぎる車は、何らかのトラブルを抱えている可能性もあり注意が必要です。

次の車検までの期間が短い

販売されている中古車のなかには、車検期限が残っているものや車検が既に切れてしまっているものがあります。車検期限が長いものは、そのまま次の車検を受けるタイミングまで車に乗れますが、車検が既に切れてしまっている場合には車検を受けなくてはいけません。

基本的に車検が切れている車は車両本体価格が安く設定されていますが、車検は購入者が受ける必要があります。車両代金に車検整備費用が含まれているのか、別途で支払う必要があるのか、よく調べておきましょう。

保証が付いていない・保証内容が十分でない

とくに年式の古い車や走行距離の多い車は、目には見えない部分の劣化が進んでいる可能性があります。新車登録から10年もしくは走行距離10万kmを超えている車は、色々なところに経年劣化の症状が出てきています。

なかには修理・交換に万単位で費用がかかるメンテナンスもあり、注意が必要です。

もし購入してから直ぐに故障してしまい、修理費用がかさんでしまうと損をした気持ちになってしまうでしょう。このような事態に備えて、保証を充実させている販売店を選ぶことをおすすめします。

審査の際に必要な書類はありますか?

審査を受ける際には、運転免許証の提出が必要です。もし何らかの理由で免許証が無いときには、マイナンバーカードや保険証などの住所の分かる書類を提出します。

また、自社ローンの審査をよりスムーズに進めるためには、収入証明書(源泉徴収票や給料明細書)を用意しておくことをおすすめします。販売店によって必要な書類は異なる場合があるため、早く審査を進めたい方は事前に販売店に問い合わせておくと良いでしょう。

自社ローンに頼らなくてもカーリースなら車が持てる

自社ローンに頼らなくてもカーリースなら車が持てる
自社ローンの利用を躊躇している方や、自社ローンの審査に通らなかった方にはカーリースの利用がおすすめです。

カーリースは初期費用が0円で、月額定額制であることが特徴です。車を所有していると車検やメンテナンスなど不意に出費がありますが、カーリースは予想外の出費を避けられます。

残価を差し引いた金額でローンが組めるため、従来の車両価格全体を借入れるローンよりも審査が通りやすいです。そのため、手軽に新車を持てるおすすめの選択肢です。

まとめ

①自社ローン販売店は数多くあり、それぞれに特徴や強みが異なるため自分が重視するポイントに合った販売店を選ぶことが重要
②金利が安いのは銀行ローンで、審査結果が早く出るのはディーラーローン
③自社ローンの審査を通りやすくするには、頭金や保証人を用意したり、転職を控える
④初期費用が不明な販売店や保証がない販売店は控えておいたほうが無難
⑤毎月の支払を定額制にして予想外の出費を避けるにはカーリースがおすすめ

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グーネット定額乗りマガジン編集部
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