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車が好きな方は、車種だけでなくナンバーにもこだわりを持つことがあります。自分の好きな数字にすると車への愛着も高まるため、カーリースでもできるか気になりますよね。
この記事では、リース車で希望の車両ナンバーを取得する方法や取得時の注意点、取得にかかる費用、メリット・デメリットなどを解説します。
リース車は、レンタカーやカーシェアリングに使われる「わ」ナンバーではなく一般ナンバーが使われます。カーリースでも長期間乗り続ける予定でマイカーのように扱いたいと考えている方は、希望ナンバーを取得してみましょう。
リース車でも希望ナンバーに変更はできるが注意点もある!
カーリースはリース会社に月々一定額の費用を支払うことで車を借り、自由に使えるサービスです。
リース車は、レンタカーやカーシェアリングのように「わ」ナンバーではないため、「あの人の車はリースだ!」と、他者に知られることもありません。
また、リース車のナンバーは自分で決めることも可能です。しかし、希望ナンバーを取得するには、いくつかの注意点があります。
ナンバーにこだわりたい方は、希望ナンバーをスムーズに取得できるよう、取得できるカーリース会社、手続きの流れや費用、取得時の注意点、メリットやデメリットをしっかり把握しておきましょう。
リース車のナンバープレートを徹底解説
ここからは、カーリースを利用する前に把握しておきたいリース車のナンバープレートについて紹介します。
一般車と同じナンバーが使用されること、「わ」ナンバーを使用しない理由、リース車のナンバー変更について理解を深めましょう。
また、リース車のナンバー変更には手続きや費用がかかること、後から変更できないことなどに注意が必要です。
リース車のナンバーは自分で購入した車同様に一般的なナンバーが割り振られます。地名や数字も使用者の住所や車種に応じて決まります。
レンタカーやカーシェアリングのように「わ」や「れ」などのナンバーは、つきません。
リース車が「わ」ナンバーでない理由は、自動車登録番号標(通称:ナンバープレート)の法的な意味にあります。
ナンバープレートには所有者や使用者、管轄する運輸支局や車種などを識別する役割があり、その中でも「ひらがな」は使用者の用途によって分類されているのです。
「わ」や「れ」の場合
有償で貸し渡す自家用自動車
「よ」や「E」の場合
駐留軍人や外国人専門家の使用する自動車
「あ」や「か」の場合
事業用自動車
それ以外のひらがなは、自家用自動車として使われています。
カーリースは、借り手が使用者として登録され、借り手の用途は自家用自動車とみなされるため「わ」や「れ」ではなく、一般的なひらがなが付きます。
リース車のナンバーは借り手の希望に応じて変更できますが、変更には手続きや費用がかかるため注意が必要です。
変更したい場合は、リース会社に事前に連絡して代行してもらえるかどうか確認しなければなりません。
リース会社によっては、変更を受け付けていない場合や変更にかかる費用の支払いが求められる場合があります。
また、変更を希望し、かつ認められる場合は希望ナンバー予約センターで予約しましょう。
希望ナンバーを取り付ける際は納車までの期間が長くなる可能性もあります。また、ナンバー変更には4,000〜8,000円程度の費用がかかります。
ナンバープレートの種類は、都道府県によって異なるため事前に確認しておきましょう。
リース車で希望ナンバーを取得する方法と費用
ここからは、リース車で希望ナンバーを取得する方法と費用について解説していきます。
カーリースは希望ナンバーを取得できますが、そのためには手続きや費用の支払いが必要です。また、希望ナンバーを選びたいときは契約時に申し込まなければなりません。
希望のナンバーを取得するとリース車でも自分らしさを表現できるため、気分を高めたい方にはおすすめです。
カーリースは、リース会社の許可が出れば希望ナンバーを取得できます。
その際の手続きの流れは以下の通りです。
- リース会社から委任状や申請依頼書をもらい、管轄の運輸支局や軽自動車検査協会で変更手続きを行う。(希望ナンバーは事前に「希望番号予約センター」の窓口か、「希望番号申込サービス」のインターネット申込みから予約をしておいてください)
- 予約した後は、期限内に手数料を支払って予約証を受け取る。
- 予約証と委任状や申請依頼書などを持って交付手続きを行う。(このとき、返却のために古いナンバープレートを持参しなければなりません)
希望ナンバー取得にかかる費用は変更手数料や委任状発行料などで、合計1万円前後です。
変更手数料はお住まいの地域によって異なりますが、普通自動車で4,500円前後、小型自動車で3,500円前後、軽自動車で2,000円前後かかります。
委任状発行料は、リース会社によって異なりますが2,000円程度です。また、リース会社や保険会社によっては、追加料金や保険料の変更が発生する場合があるため、事前に確認しておきましょう。
「大手の自動車生産会社が運営するリース会社」もしくは「サービスの充実を目指すリース会社」は、希望ナンバーを選べる体制を整えています。
もし希望ナンバーで契約をする場合は、公式サイトで確認してから見積もり依頼や問い合わせをしましょう。
ただし、希望ナンバー取得にかかる費用は借り手の負担で、契約後は車両番号の変更ができません。そのため、契約前によく考えて決めてください。
カーリースで希望の車両番号を取得する場合、費用はリース会社によって異なりますが、一般的には以下のようなものがかかります。
・希望番号予約料:4,500円(ペイント式)または5,500円(字光式)
・希望番号交付料:1,100円
・希望番号標板製作料:2,000円~3,000円
・希望番号取付料:1,000円~2,000円
これらの費用を抑える方法としては、「カーリース会社に車両番号取得の費用を含めたプランがないか確認すること」「自分で希望番号予約済証を取得してカーリース会社に提出すること」「自分で希望番号標板を購入してカーリース会社に持ち込むこと」「自分で希望番号標板を取り付けること」などが挙げられます。
ただし、持ち込みを禁止しているケースもみられるため、事前確認をとったり、見積もりを依頼する時に質問しておいたほうが確実です。
希望ナンバーを取得するメリットとデメリット
ここからは、希望ナンバーを取得するメリットとデメリットについて解説していきます。
カーリースでも希望ナンバーを取得することはできますが、そのためにはリース会社と相談して自分に合った方法を選ぶことが重要です。
希望ナンバーを取得するメリットは、以下の2つが考えられます。
- 自分の車を見分けやすくなる
- 好きな数字や文字を選んで個性を表現できる
例えば、誕生日や記念日、縁起のいい数字などをナンバーにすると気分が高まるだけでなく、ナンバーを覚えやすいでしょう。
駐車場や道路上で自分の車を探すときにも、希望ナンバーがあればすぐに見つけられます。
希望ナンバーを取得することで、マイカー感や自己満足感を高める効果が期待できます。
希望ナンバーを取得するデメリットは、費用と手間がかかることです。
希望ナンバー取得には変更手数料や委任状発行料などが必要で、1万円前後の出費が見込まれます。また、カーリース会社や保険会社によっては、追加料金や保険料の変更が発生する場合もあります。そのため、予算内に収まるかどうか確認しましょう。
希望ナンバー取得には手続きも必要です。カーリース会社から委任状や申請依頼書をもらい、管轄の運輸支局や軽自動車検査協会で変更手続きを行う必要があります。また、事前予約も欠かせません。
希望ナンバーの費用は変更手数料や委任状発行料だけでなく、保険料の変更や追加料金も含めて予算内に収まるか確認しましょう。
選択の幅は地域や車種によって制限される場合があります。近年はご当地ナンバーが流行っており、好きな地域のナンバーを取得したいと考える方もいるでしょう。しかし、ご当地ナンバーは原則としてその地域に現住所がある場合に限ります。
また、ナンバーのひらがな部分や3ケタの分類番号は自身で決められない点をあらかじめ理解しておきましょう。
希望ナンバー取得の3ステップ
ここからは、リース契約において希望ナンバーを取得する方法を3つのステップで紹介していきます。
まずは、希望ナンバーを決定します。
自分の誕生日、ラッキーナンバー、記念日などを使う人が多く見られますが、既に使われているナンバーは使用できないので注意しましょう。
次に、リース会社に希望ナンバーを取得できるか確認しましょう。
自分で手続きを行うつもりであっても、契約で禁止されている場合は不可能です。
カーリースにおいて希望ナンバーの登録が許されていて、親切な会社の場合は、代わりに登録作業を手伝ってくれることもあります。
希望ナンバーの申し込みは、一般社団法人 全国自動車標板協議会が運営する希望番号申し込みサービスから行います。
一般的な希望ナンバーの申請は申込みのあとにメールを受信し、交付料を支払います。
支払いの確認がとれたら予約済証を受け取り、運輸支局等で登録を済ませましょう。
登録が済み次第、ナンバープレートが交付されるため、車に取り付けます。
人気のナンバーの場合は毎週月曜日に抽選が行われるため、より時間がかかります。人気のナンバーとしては以下の数字が挙げられます。
- 1
- 7
- 8
- 111
- 777
- 1111
- 5555
- 7777
- 8888
- 9999
なお、2023年8月現在、新型コロナウイルスの感染拡大防止による政府の要請を受たことからナンバープレートの製作期間を延長しています。
また、近年は図柄ナンバーというご当地のイラストや写真が入ったナンバーも増えていますが、こちらも日数がかかります。
従来よりも交付まで時間がかるため、ゆとりを持って申請しましょう。
また、代行してくれる場合でも、別途料金が発生することもあります。公的な手続きとは、以下のようなものです。・希望番号予約
希望するナンバーを陸運局やインターネットから予約すること・希望番号交付
予約したナンバーを陸運局から交付される証明書(希望番号予約済証)を受け取ること・希望番号登録
交付された証明書と車検証などの書類を持って陸運局に行き、登録手続きをすること
希望ナンバー取得後の手続きと注意点
ここからは、カーリースで希望ナンバーを取得した後の注意点を紹介していきます。
ナンバー交換は、リース会社や指定の工場が対応してくれますが、車検証の変更や保険会社への連絡は自分で行わなければなりません。また、費用や手数料も確認しておく必要があります。
希望ナンバーを取得することで、カーリースをより満足度の高いものにできるので、以下で紹介する手続きは忘れずに行いましょう。
カーリースで希望ナンバーを取得する場合、ナンバー交換はリース会社や指定の車両整備工場が対応してくれることが多いでしょう。
ナンバー交換は車検証の所有者であるリース会社の委任状が必要になるため、自分だけで勝手に行うことができないようになっています。
希望ナンバーを取得したら、車検証の変更手続きも必要です。車検証の変更手続きは、管轄の運輸支局や軽自動車検査協会で行います。
変更手続きに必要な書類は以下の通りです。
- 委任状(普通車の場合のみ)
- 申請依頼書(軽自動車の場合のみ)
- 車検証
- 印鑑
- 変更料金(普通車は1100円、軽自動車は500円)
変更手続きが完了すると新しいナンバープレートと新しい車検証が発行され、新しいナンバープレートは自分で取り付けるか、工場に依頼できます。新しい車検証はリース会社に返送しましょう。
希望ナンバーを取得したら、保険会社への連絡も忘れないようにしましょう。
ナンバー変更は、自動車保険の契約内容や保険料に影響を与える可能性があります。
例えば、以下のような場合です。
- ナンバー変更によって地域区分が変わった場合(地域区分は保険料の算出基準の要素)
- ナンバー変更によって登録住所と使用地域が異なる場合(使用地域も保険料の算出基準)
- ナンバー変更によって車両価値が変わった場合(車両価値は車両保険の保険金額の算出基準)
保険会社への連絡は、ナンバー交換と同時に行うのがおすすめです。
連絡しないと保険金の支払いが減額されたり、保険契約が無効になったりするリスクがあります。
また、保険会社には、新しいナンバーと新しい車検証の写しを提出する必要があり、保険会社によってはナンバー変更手数料の支払いを求められます。
一般的に予約から交付までに2週間~1ヶ月程度かかると言われていますが、カーリース会社や陸運局の対応によってはもっと早くなったり、遅くなったりすることもあります。交付までにかかる時間は、以下のような要因によって変わります。・希望するナンバーの人気度
希望するナンバーの人気が高い場合、予約が埋まっていたり抽選になったりする可能性があります。その場合、予約や抽選の結果を待つ必要があります。・希望番号予約センターの混雑状況
希望番号予約センターは陸運局の窓口やインターネットから申し込めますが、どちらも混雑している場合は、手続きに時間がかかる可能性があります。・希望番号標板の製作状況
希望番号標板はカーリース会社や自分で購入できますが、どちらも製作に時間がかかる場合があります。特に字光式の場合は、ペイント式よりも時間がかかることが多いでしょう。
まとめ
カーリースに関してのエキスパート集団です。カーリースに関する様々な疑問にお答えしていきます。