カーリース契約を検討する際、多くの人が迷ってしまうのが契約期間選びです。この記事では、代表的な契約期間を紹介し、ライフスタイルに合った契約期間の選び方を紹介します。

契約期間中は基本的に中途解約ができないので、数年後にどんな暮らしをしていたいのかも見据えて検討したいものです。契約してから後悔することのないように、しっかりと契約期間設定のポイントを押さえておきましょう。

カーリースを契約する際の期間設定のポイントは?

ここ数年でユーザーが急増しているのが、カーリースサービスです。自動車の購入に比べ、リース契約なら頭金がかからず、月々の出費も定額で抑えられることが魅力です。

そうはいっても、毎月数万円の出費がかかることに変わりはありません。金銭面・契約内容ともに自動車を購入するよりも手軽に契約できるカーリースですが、トータルで見ると高額な出費が発生することになります。

「契約期間が長期になるなら、ローンで購入するのと変わりないのでは?」と思ったことがある方もいるでしょう。

カーリースの契約ではサービス内容だけではなく「契約期間」も慎重に設定することが大切です。

ここからは、契約期間の種類や設定のポイントについて見ていきましょう。

カーリースの契約期間にはどんな種類があるの?

カーリースの契約期間にはどんな種類があるの?
まずは、カーリースの代表的な契約期間が何年ごとなのかを知っておきましょう。

カーリースの契約期間はリース会社によって様々な種類が用意されています。主流の契約期間は3年、5年、7年の3通りです。

この3通りの契約期間は、大体どのリース会社でも選ぶことができます。リース会社によっては、それに加えて2年または1年単位で設定できるプランも用意されており、その場合は2年、4年など柔軟に期間設定ができる場合もあります。

他にも「最短1か月~」という超短期の契約や、「最長11年」というプランが選択できるリース会社も存在します。

契約期間によって月々の支払いは変わってくるため、「月々どれくらいまでなら車に対して支出できるか」を確認してください。他にも「同じ車に何年乗り続けたいか」ということも期間設定選びのポイントとなってきます。

カーリースの契約期間に3~5年契約が多い理由

代表的な契約期間は3年、5年、7年ということをお伝えしましたが、なぜ多くのリース会社ではこの期間の契約を提供しているのでしょう?

その理由としては、自動車メーカーが新しいモデルを発売するスパンが関係しています。

一般的に、自動車メーカーが新しいモデルを発表したり改良したりする期間は、2年から6年ほどの間が多いです。そのため、リース会社でも新しい車のモデルが発売されるタイミングを想定して契約期間を提供している、ということが考えられます。

新車が発売されたタイミングでリースの契約が終われば「ユーザーが新しい車に契約更新しやすい」というメリットがあります。リース会社としても、ユーザーに契約を更新してもらった方がありがたいでしょう。

もちろんユーザーにとっても、契約更新の手続きをするだけで最新モデルの車に乗り続けられるという大きなメリットがあります。

カーリースにおける短期契約・長期契約は何年を指す?

個人向けのカーリース自体が、ここ数年でユーザーが急増している比較的新しいサービス形態です。そのため、「〇年契約=短期」「〇年以上の契約=長期」といったように、はっきりと契約期間の短い・長いが定義されているわけではありません。

例えば、リース会社Aは数か月から契約できるのに対して、リース会社Bでは3年が最短のプラン、ということもあります。それぞれのリース会社のWebサイトを見てみると、1か月~1年を短期契約と呼び、年単位での契約は長期契約とする場合があるようです。

その一方で、カーリースの契約期間は3年~5年の契約期間がスタンダートになりつつありますので、7年以上の契約を長期契約とする会社もあります。

短期と長期の定義はリース会社によって異なるため、契約の際は注意しましょう。

契約期間は途中で変更できる?

契約期間は途中で変更できる?
一度契約手続きが完了したら、契約期間は途中で変更ができないと考えておいた方が無難です。また、原則としてカーリース利用中は途中で解約をすることができません。

カーリースを契約する際には、契約期間の他に「残価」を設定します。残価の設定金額は、月々の支払いや契約期間選びに大きく関わってきます。

カーリースの契約内容には様々な要素が組み合わせされているため、そのうちの「契約期間」のみ途中で変更するということが難しくなっているのです。それを踏まえた上で契約期間は慎重に選びましょう。

途中で契約期間を変更したくなったら

やむを得ない事情(契約者が車を運転することができなくなった、急な転勤が決まった…など)で車を継続して使うことが難しくなってしまった場合は、中途解約できるケースもあります。

ただ、その際は解約金が発生する可能性があります。

「契約期間満了前に解約できるケースはあるのか」「解約金が発生する場合はあるか」などは、リース会社の規定に明記されています。

リースの申し込みをする前に、申し込み内容と規約は徹底的に確認しておきましょう。

契約期間が終了した後は必ず返却するの?

契約期間が終了した後は必ず返却するの?
あらかじめ設定した契約期間が満了となった後、車はどうなるのでしょう?

リース会社によってオプションが用意されていますが、基本的に契約終了時には車をリース会社に「返却する」決まりとなっています。

契約期間が終了した後もそのまま同じ車に乗りたい場合は、希望すれば再リースという形で契約の延長を選べる場合も多くなっています。

契約終了時に車を返却する際、車の査定のプロセスがあることも覚えておいてください。査定結果によっては、最初の契約時に設定した残価を精算する必要があるケースも発生します。

そのため、カーリースの契約を結ぶ際は初期費用や月々の支払いだけではなく、残価設定がどうなっているのかもしっかり確認しておいた方がいいでしょう。

また、カーリース会社によっては、残価を精算すればリースしていた車をそのまま買い取ることができるケースもあります。

契約終了後に買い取りたい場合はどうする?

リース中の車を「契約期間が終わってもそのまま乗り続けたい!」といったケースはどうすればいいのでしょう?

リース車が気に入ってそのまま乗り続けたい場合は、残価を精算すれば買い取ることができるケースもあります。この場合は、契約方式に注目する必要があります。

主にカーリース契約には以下の2種類があります。

  • オープンエンド方式
  • クローズドエンド方式

車を買い取るためには、契約がオープンエンド方式になっていなければなりません。もし、契約時にクローズドエンド方式を選択していれば買い取りは不可です。

契約パターンに違いがあるということも合わせて覚えておいてください。

そして車を買い取る際は、車の所有者をリース会社からユーザーに変更する必要があります。残価の支払いの他に、名義変更など各種手続きの手数料の他、リサイクル料などの費用が必要になってきますので覚えておきましょう。

契約期間別のメリットとデメリットを比較!

長期間に及ぶカーリース契約。契約期間の設定は慎重に行いたいものです。

ここからは、契約期間を短く設定した場合と、数年以上に長く設定した場合、それぞれのメリットデメリットを確認していきます。

長期契約のメリット①月々の支払を低めに設定できる

長期契約のメリット①月々の支払を低めに設定できる
カーリースの契約期間を長く設定する大きなメリットは、月額料金が抑えられることです。

月々の支払代金は、多くの場合リースする車両代金から「残価」を差し引いた金額をもとに算出されています。

残価とは?
「残存価格」の略で、リースが終了した時点の車の価値を想定し、リース契約時に決める金額のことです。

契約期間で割って月々の料金を算出するのであれば、当然ですが契約期間が長いほど支払いは安くなります。そのため、「同じ車に長く乗っても良いから出来るだけ月額は抑えたい!」という方には、長期での契約がおすすめです。

長期契約のメリット②自分の車のように長く乗れる

日常的に同じ車を使い続けられて、マイカー感覚で使うことができるのもカーリースの魅力のひとつです。リース車を毎日の通勤や子どもの送迎、スーパーへの買い物に使う方も多くなっています。

このように車を使う機会が多く、乗り慣れた車に長く乗れることも長期契約のメリットと言えます。

長期契約の注意点①環境の変化に対応しにくい

上記で解説した通り、車のリース期間は基本的に契約期間が変更できません。リース契約中に万が一車を使わなくなっても解約ができないため、住環境やライフスタイルの変化が多い方には長期契約が向いていないと言えます。

車を使う機会が多い地方から都会に引っ越す可能性がある方は、車を使わなくなったり、また引っ越し先での駐車場が思いもよらず高額になってしまったりする可能性もあります。

もしくは、子どもが生まれるなど家族が増える可能性がある方は、ミニバンなどに車種を変更したくなることも想定されます。

上記のような場合は2~3年以下の契約期間を設定するのが無難でしょう。

長期契約の注意点②返却時の車の状態に注意!

リース契約が満了になった際の注意点です。契約終了後にカーリース会社に車両を返却する際、車の状態は原状回復が基本です。

返却時の点検で、自分では気が付かなかったキズなどの修理費用も請求されるケースがあります。同じ車に乗る期間が長くなればなるほど、それに比例して車にダメージがつく可能性は高くなっていきます。

リース車の所有権はあくまでリース会社であって自分の物ではありません。そのため、日頃から気をつけて乗るようにする必要があります。

短期契約のメリット①短い期間にたくさん使いたい時にお得

短期契約のメリット①短い期間にたくさん使いたい時にお得
数か月~1年未満など、使用する期間が短いと決まっているなら短期契約がおすすめです。

短期契約は、「旅行・出張時に現地で使う」といった理由で選ばれる場合が多いようです。短期で車を借りる他の方法としては、レンタカーやカーシェアなどがありますが、使用頻度が多ければカーリースの方が安く抑えられるかもしれません。

レンタカーやカーシェアは、一般的に時間単位や1日単位で料金が請求されます。旅行・出張先でも1か月以上毎日利用するなどの場合は、カーリースを契約した方がトータルコストは安く抑えられる場合があります。

短期契約のメリット②数年ごとに新車に乗り換えられる!

カーリースの最大の魅力のひとつでもあるのが、数年ごとに新車に乗り換えられるという点です。カーリースの契約期間を短く設定しておけば、その分更新の機会が増えます。

契約完了時から数年後に自動車メーカーがマイナーチェンジやモデルチェンジをする場合が多いです。ちょうどその時期に契約期間が満了になれば、新モデルの車へ契約を更新できるチャンスとなります。

新車への乗り換えのハードルが下がりますので、この手軽さはカーリースの醍醐味のひとつと言えます。

短期契約のメリット③3年未満の契約なら車検が不要な場合も!

車検や車検時にかかる法定点検費用や任意保険はカーリース車両により月額料金に含まれている場合もあれば含まれていない場合もあります。

しかし、たとえ追加の車検費用がかからない契約でも、リース中に車検の有効期限が切れてしまえばユーザーが自ら整備工場に車を持っていかなければなりません。

そのため、ここで注目すべきは「車検のタイミングがいつやってくるか」ということです。

新車の場合、最初の車検時期は新車登録から丸3年となります。そこでリース契約を3年未満にすれば車検を受ける必要がなくなるので手間が省けます。

短期契約の注意点①月々の支払いが高めに設定されている

カーリースの月額料金は、車両本体から契約終了時の下取り価格を差し引いた額を契約年数で割って算出されています。

そのため、契約期間が短ければ必然的に月額料金が高くなりますし、契約期間が長ければ安くなるという仕組みになっています。

短期契約の注意点②短期でもすぐに乗れるわけではない

リース会社、車両の種類によっては、1か月単位のとても短い期間で車をリースできる契約も存在します。

しかし、こうした短い契約期間を選んだ場合でも、レンタカーやカーシェアのように申し込み当日にすぐ乗れるわけではありませんので注意しましょう。

カーリースの契約時は「与信審査の通過」や「車庫証明の取得」など、決められた一定の手続きが必要です。短期間の契約といっても、利用開始時期が決まっているのであれば、計画的に申し込みをする必要があります。

みんなに選ばれている契約期間はどれ?

みんなに選ばれている契約期間はどれ?
各リース社が公開している範囲で人気の契約のデータを比較してみると、5年契約が最も多いという結果になっています。(2021年7月時点)

次いで7年、3年の契約期間が続きます。一方、プランを用意している会社が少ないということもあるかもしれませんが、1年未満の短い契約期間を選ぶ方はあまり多くないようです。

「5年は同じリース車両に乗り続ける」という方が多くなっています。

また、各リース会社は3~5年をおすすめしている傾向にあります。そのため、車のモデルチェンジの時期も考えると「3~5年の契約期間」が人気ということが予想されます!

契約期間はライフスタイルに合わせて選ぼう

この記事で紹介してきた通り、リース会社や、選ぶ車両によってもいろいろな契約期間が用意されています。

カーリース契約では乗りたい車種や月々の支払いの予算ももちろん大事ですが、契約期間を賢く選ぶこともたいへん重要になってきます。

契約期間を検討する際は、自分のライフスタイルをよく考えてみましょう。リース会社が用意している多様なプラン設定から、最も自分に合った契約期間を選んでください。

「5年後にも同じ車に乗り続けたいかどうか」
「そもそも車はいつまで乗り続けたいのか」
「5年後に住んでいる予定の地域はどこか」
「家族の人数は増える可能性があるのか」

こういったことを鑑みて考えることをおすすめします。

1年未満の契約向けの方

最後に、改めて短期契約・長期契約それぞれどんな方が向いているかを確認していきます。

「1年未満の契約」が向いているのは、短期の出張先や旅行先で一時的に利用したい方です。

また、この短期契約を選ぶ方の中には「海外在住で一時帰国したので、その時だけ車が必要」「新しく購入した車が納車されるまでに一時的に車が必要」といった方もいます。

1年未満の契約は、短い間に車が必要で車が不要になる時期の予定も決まっていることが分かっている方におすすめです。

5年以上の契約向けの方

「5年以上の契約期間」は、現在のライフスタイルが大きく変わる予定が今のところない方におすすめです。

5年以内に地方から都心部など生活圏が変化するなどの場合を除けば、それほど重要ではないかもしれません。また、「新車が発売されたら必ず乗り続けたい」という方でなければ、5年以上の契約が無難です。

支払い面で言えば、月々の支払いをできるだけ抑えたい方も5年以上の契約がおすすめです。また、期間を長く設定しておけば、リース満了時に契約を更新するなどの面倒な手続きが最小限になります。

今一度、自分のライフスタイルや向こう数年の車の乗り方を見直して最適な契約期間を選びましょう。

まとめ

①カーリースをする際は、料金や車種だけではなく契約期間にも注目しましょう。
②一般的なカーリースの契約期間で多いのは3年、5年、7年です。リース会社によってはもっと短い契約や長い契約もできます。
③最短1か月の超短期間、反対に10年以上の契約期間を提供しているリース会社もあります。
④短期契約と長期契約、それぞれのメリットと注意しなければならない点をしっかり検討して選びましょう。
⑤契約期間を検討する時は、長期的なライフプランもしっかり考えておく必要性があります。
カーリースってどんなクルマが選べるの?
グーネット定額乗りマガジン編集部
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