車をローンで購入すると、毎月の返済額に利息がつくので総支払額は利息分だけ増えてしまいます。

カーリースも月々リース代を支払って車を借りるので、リース代に金利がかかるのか気になる方もいるかもしれません。

リース会社も利益を出さなければならないので、何らかの形でリース代に利益分が上乗せされているはずです。リース代がどのような仕組みになっているのか、知っておくと便利です。

また、月額リース代を少しでも抑えるための方法もあります。リース代節約ポイントを押さえて、取り入れていきましょう。

金利とは?

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金利というのは、金融機関などからお金を借りた際に、借りた額に対して支払う利息の割合のことです。「利率」などと呼ばれることもあります。

金利は主に「変動金利」と「固定金利」という2つの設定方法に分けられます。

変動金利とは?

変動金利は、市場の金利の動きに応じて利率が変わる金利です。契約時の利率は低く設定されますが、途中で市場金利が高くなれば利率が上がるリスクもあります。

固定金利とは?

固定金利は、市場の金利の動きに影響を受けずに同じ利率が維持されます。契約時は変動金利よりも高い利率で設定されますが、契約期間中は金利が変動しないので、もし金利が下がった場合は損するリスクもあるのです。

さらに、返済方法にも「元利均等方式」と「元金均等方式」の2つの方法があります。

元利均等方式とは?

元利均等方式は、毎月のローン返済額が一定となる方法です。元本と利息の合計金額が増えないので、家計管理はしやすいと言えます。

しかし、利息分が多いと借り入れの元本がなかなか少なくなっていかないというデメリットもあります。

元金均等方式とは?

元金均等方式は、ベースとなる一定額の元本に対し、利息を上乗せしていくという支払い方法です。元本が着実に減り、支払う利息も元利均等方式よりも少なくて済みます。

ただし、ローン返済額が支払い開始からやや多くなるというデメリットもあります。

カーローンには金利がかかる

車を購入する際、現金一括払いではなくローンを組んで毎月返済を行うカーローンを利用することもできます。

カーローンは、金融機関から一旦借り入れを行い、毎月の返済額に金利が上乗せされた額を支払っていくことになります。つまり、金利分がお金を貸した金融機関の利益になるということです。

ローンは主に銀行や信用金庫などの金融機関が提供する「銀行系カーローン」と、車のディーラーが提供する「ディーラーローン」に分けられます。

銀行系カーローンは金利が1~4%と低めに設定されていますが、審査が厳しいのが特徴です。

逆にディーラーローンは金利が3~9%と高めの設定になっていますが、銀行系カーローンほど審査は厳しくないとされています。

カーリースには金利の概念がない

カーリースには金利の概念がない
金利というのは、借り入れを行う際のいわば手数料として支払う利息の割合のことです。

車を購入する場合などに組むローンでは、購入代金全額を一旦借り入れて、利息をつけて長期にわたり返済していきます。

一方、カーリースの場合はリース契約者に代わり、リース会社がディーラーから車を購入してリース代を支払ってもらうことで車を貸すという仕組みになっています。

リース契約者はリース車の購入代金ではなく、レンタルに基づく利用料を支払うということです。

金利は借入金の元本に対する利息という意味であり、借り入れを行うわけではないので金利という概念はそもそもないとされています。

手数料という形で利益を得ているリース会社も

カーリースには金利という概念はないとされていますが、リース会社もどこかで利益を出さなければ経営が成り立ちません。そのため、金利ではなく「手数料」という形でリース代に利益を上乗せしているリース会社がほとんどです。

毎月支払うリース代は、リース車の車両購入費用と自動車税などの税金、自賠責保険料といった維持費をプラスし、リース契約月数で割った金額になると説明されています。このリース代に手数料が加算されています。

具体的に含まれるものを挙げると、以下の3つがリース代に加算されている場合があります。

  • リース車の対象となる車の提示やリース契約までの手続きにおける「事務サポート料」
  • 事故報告の受付やリース代の回収業務などに関する費用として「仲介手数料」
  • 交通事故発生時の相談や対応に対する手数料として「お客様サポート料」

金額は車種や契約年数によりますが、月に1,500円前後~10,000円前後とされているようです。

ただし、リース会社によって差があるので一概には言えません。リース代の明細書などに記載されているはずなので、確認してみましょう。

リース料率とは?

リース料率とは?
リースでは、ローンでいう利率や利息に似た「リース料率」が用いられることがあります。

リース料率とは?
リースの対象となる物を購入した際の、購入額に対するリース代の割合のことです。

5年契約のカーリースの場合、リース料率が2%でリース車の購入費用が100万円としましょう。

本来であれば自動車税などの一部維持費を加算して、契約月数で割るとリース代が出ます。しかし、リース料率をわかりやすくするために、維持費は敢えて含めずに考えます。

すると、100万円のリース車購入額にリース料率の2%をかけた20,000円が月額のリース代になるというわけです。

金利とリース料率の関係

「金利」と「リース料率」は、似たような意味を持つイメージを抱く方もいるかもしれません。しかし、2つとも全く異なるので間違えないようにしましょう。

リース料率というのは、そもそもリース料を比べる指標として用いられます。月額リース代を品物の購入価格で割り、算出した値のことです。

そのため、リース契約年数が長くなればなるほど下がっていきます。

また、リース料率はリース会社によって異なり、5年契約の場合は「1.85~1.89%」、7年契約の場合は「1.57~1.61%」などとされています。

リース会社が利益を得る仕組み

リース会社が利益を得る仕組み
カーローンの場合、車の購入資金を貸す側はローン返済額に金利を上乗せし、利息により利益を出しています。

金利の概念がないカーリース会社で、どのように利益を上げているのか気になる方もいるかもしれません。

リース会社では、「月額のリース代に含まれる手数料」や「返却されたリース車の売却」「メンテナンスリースの売り上げ」が主な利益となっています。

月額のリース代に含まれる手数料とは?

手数料は、リース契約者がリース車の選定や契約における事務手続き、契約期間中の事故などの相談、対応におけるサポートに対する費用です。

返却されたリース車の売却とは?

リース車は契約終了後に返却されることが多く、残価をうまく設定しておけば中古車市場で利益を上げることが可能となります。

メンテナンスリースの売り上げとは?

リースプランには、車検や点検などのメンテナンスを含むプランがあります。リース会社の提携工場でメンテナンスをやってもらえば、自車グループの売り上げアップにもつながるでしょう。

メンテナンスは定期的に行い、しかもリースは長期契約が多いので、継続的に利益を上げることが可能です。

カーリースは、ネットで手続きできて、頭金不要、必要な期間だけ好きな車に乗れるなどの魅力が多いため、利用者が増えています。それもリース会社の利益向上の要因となっているのです。

カーローンとカーリースはどちらがお得?

カーローンとカーリースはどちらがお得?
車を購入してカーローンを組んで返済するのと、カーリースを利用するのとではどちらが費用面でお得か知っておくことをおすすめします。

カーローンの場合

カーローンは、税金や自賠責保険料などはその都度支払うことになり、メンテナンスにかかる費用も別途支払いが必要です。車検時などは、ある程度まとまった金額が請求されることになります。

その上、月の返済額には金利が設定されており、利息の支払いも必要です。返済期間が増えればそのぶん利息を支払う期間も長くなり、総支払額も増えてしまいます。

カーリースの場合

カーリースは、月額リース代に車両本体の料金をはじめ、環境性能割や自動車重量税などの税金や事務手数料など車購入時にかかる費用のほとんどが含まれています。

メンテナンスリースを選べば、車検などにかかる費用も含まれることになるでしょう。

カーリースは契約期間が長いとその分月のリース代が抑えられるというメリットがあります。選ぶ車種やローンの金利、契約年数などによって違いはありますが、条件次第ではカーリースの方がお得になるケースが多いので比較検討してみてください。

残価設定型ローンの方がカーリースより安上がり?

残価設定型ローンの方がカーリースより安上がり?
予め残価を設定して残価分を車両本体価格から差し引くことができる「残価設定型ローン」も、カーローンの一つです。

残価を引いた金額を契約月数で分割できるので、月のローン返済額が抑えられます。「残価クレジット」や「残クレ」とも呼ばれています。

残価の支払いはローンの最終回まで据え置かれ、最終回の返済前に「車を返却するか」「乗り換えるか」「残価を支払って車を買い取るか」を選ぶことが可能です。仕組み的にはカーリースと似ているとされています。

ただ、残価設定ローンは同じメーカーで3~5年という短期間に車を乗り換えたいという方に適した方法だとされています。新車を短いサイクルで乗り換えれば、メンテナンス費用を抑えることができます。

しかし、頭金や税金などの維持費などはかかってきます。

ただ、車の性能は基本的に10年以上でも問題なく乗れると言われています。短期間での乗り換えはやはり出費が大きくなりがちです。

カーリースは、リース代に税金などの維持費も含まれており、メンテナンスリースならまとまったお金が必要となる車検費用なども含まれるので経済的な負担も軽減されます。

また、5年、7年、9年という長期契約プランが多いので費用面で言うと残価設定ローンよりも安い場合が多いとされています。

カーリースをお得に活用するには?

カーリース会社は、毎月のリース代に手数料を上乗せして利益を上げています。

リース契約者が手数料を支払うのは、リースを利用する上で仕方のないことですが、せめて少しでもお得にカーリースを利用したいと思う方も多いでしょう。

カーリースを少しでもお得に利用するには、月のリース代が抑えられる長期契約がおすすめです。

できる限り長期契約にする

できる限り長期契約にする
リース代は、車両本体価格から残価を差し引き、税金などの維持費を加算して契約月数で割った金額です。

契約月数で割ることを考えれば、長期契約にした方が月のリース代が抑えられるというメリットが生じます。そのため、5年、7年、9年といった長期のリース契約がメジャーとなっているようです。

リース会社の中には、1年単位で契約年数が設定でき、最長で11年まで契約期間を設けている所もあります。

リース代が安すぎるプランは残価が高い可能性がある

月のリース代は同じ車種であっても、リース会社によって差が生じる場合があります。

リース代が安いと、素直にお得感を感じやすいでしょう。ただし、契約時の残価を高めに設定し、リース代を抑えるというプランもあるので注意が必要です。

リース契約には契約者に残価が公開され、相談次第では残価を高く設定できる「オープンエンド方式」と、契約車には残価が未公開の「クローズドエンド方式」があります。

オープンエンド方式で残価を高めに設定すると、ひとまず月のリース代は抑えられます。しかし、契約終了時の査定額との差額が生じると支払わなければなりません。

残価の設定額もリースをお得に利用するためのポイントになります。リース代が他の所と比べてあまりに安すぎるリース会社の場合、契約内容をよく確認しておくことをおすすめします。

契約終了時に追加清算が生じにくいプランにする

契約終了時に追加清算が生じにくいプランにする
カーリース契約で心配な点の一つが、契約終了時の精算です。

リースプランでは走行距離の上限が設けられており、超過分は追加金として支払いが必要です。

さらに、契約終了時に車を返却する場合、車の傷や凹み、車内の汚れや臭いの付着があれば修理やクリーニングにかかる原状回復費用が請求されます。

契約終了時の追加費用の請求を回避できるプランを選ぶと、余分な出費が軽減されます。

走行距離が多いプランはその分リース代も高くなるので、予め走行距離を計算して見積もり、無駄のないようなプランを選ぶことが大事です。また走行距離が多い場合は、制限のないプランにするというのも一つの手です。

ガソリン代割引などの特典を活用

リース会社の中には、ガソリンスタンドを経営しておりカーリース業に参入してきた企業もあります。

リース契約車を指定のガソリンスタンドで給油する際は、契約期間中はガソリン代を割引価格で給油できるという特典がついているプランもあります。

リース代には燃料費は含まれませんが、車に乗り続ける限り自己負担で支払い続けなければならない維持費の一つです。

ガソリンは経済状況などによって変動しやすく、高騰が続けば車の維持費もかさみます。割引価格で給油し続けることができれば、結果的に車関連の支出の軽減にもつながるでしょう。

メンテナンスプランがお得になる場合も

メンテナンスプランがお得になる場合も
カーリースのプランには、車検や法定点検の費用、オイル交換などの消耗品交換といったメンテナンスにかかる費用がリース代に含まれるものがあります。

基本的にはメンテナンスプランで契約した場合、リース会社の提携工場でメンテナンスを受けることになっています。

不具合があればすぐにメンテナンスしてもらえる上に、点検などが近づくと連絡が来るので忘れる心配はないでしょう。

自分で車検業者を探すとなると手間や時間がかかり、複数の業者の料金を比較しなければ結局安いかどうかわかりません。メンテナンスプランはサービス内容と料金が明示されているので、比較すればよりリーズナブルなほうを選ぶことができます。

事故や故障に備えて保険などでリスク管理をしておく

カーリースの契約期間中に交通事故や故障などが原因で、車が全損するなどして修理不可となってしまった場合は、自動的に「解約」となります。

そうなると、残りの契約期間のリース代を含む解約金を支払う必要があります。場合によっては金額が大きくなり、損をしてしまうかもしれません。

万一の事故に備えて、「リース専用の任意保険」に加入しておくのが一般的となっています。

リース専用の任意保険では、途中解約時の解約金を補償してくれるオプションもあるのでつけておくと安心です。

また、契約終了時の原状回復費なども補償してくれる保険もおすすめです。

カーリースにおけるトラブルをカバーできるように、リスク管理をしっかりしておきましょう。

プランの内容やリース料をよく比較してみよう

プランの内容やリース料をよく比較してみよう
カーリースのプランは、車種やグレード、契約期間などの条件によって料金も違ってきます。

同じ車種、契約期間でリース会社によってはプランの料金が違う場合もあるので注意が必要です。違う点はどこなのか、内容をよく確認して比較する必要があります。

さらに、メンテナンスつきのプランの場合、メンテナンスの回数や内容によって複数のプランを打ち出しているリース会社も少なくありません。

リース代を抑えるためには、必要最低限のメンテナンスだけをプランに含み、ワイパーゴムやタイヤ交換などできることはセルフで行うというのも有効です。

リースプランの内容と料金のバランスが良いプランをいくつか選んで、慎重に検討しましょう。そして、自身の経済状況やカーライフにあったプランを選ぶことが、賢くカーリースを利用するためのポイントとなります。

まとめ

①カーリースには金利の概念がなく、リース会社の利益としてリース代に手数料が上乗せされてる
②カーローンはローン返済額に金利がかかる
③リース料を比較する指標としてリース料率が用いられますが、金利とは全く異なる
④カーリースをお得に使うには、「長期契約にする」「追加金が抑えられるプランにする」などの方法がある
カーリースってどんなクルマが選べるの?
グーネット定額乗りマガジン編集部
グーネット定額乗りマガジン編集部

カーリースに関してのエキスパート集団です。カーリースに関する様々な疑問にお答えしていきます。